これでもか!な洗剤の真実


洗剤について語った前回に続いて、今回は漂白剤のお話をします。

衣類を白くする方法には2種類あり、汚れを落として白くする方法と、
ペンキを塗るように汚れの上から白く塗る方法
があります。

合成洗剤によく含まれている蛍光増白剤は、
後者のタイプの添加物
なのだそうです。

私的ざっくり解説をしますと、実際の布地は黄ばんでいるけれども、
布地に白く見せることができる蛍光塗料を溶け込ましておくことで、
それが発光して人間の目には白く見えるという感じです。

ちゃんとした解説を言いますと、
紫外線を吸収して青紫色を発する蛍光増白剤が布地に残ることで、
目で見たときにより白く見せる効果を持っている染料。

ということは、この蛍光増白剤が含まれる合成洗剤は、
洗濯機で洗ってすすぎを施しても、
その成分が布地に残るようにわざと作られているということですよね。

あと、私が苦手なのが人工香料。

洗い上げた後も良い香りが持続するということは、
香料も布地に残るように設計されているということじゃないですか。

その効果って凄まじくて、私も息子ができて洋服をいただくのですが、
もらったときにそのご家庭で使っていらっしゃる洗剤の匂いがするんです。

家で2〜3回洗っても残りますからね。

どれだけ布地に張り付いているのでしょうね。

もう1回軽くまとめますと、
合成洗剤に使われる合成界面活性剤の方がお肌に残りやすい。

そして合成洗剤に含まれている様々な化学物質は全て、
自然界のものではなく人間が人工的に操作し布地に残るように作られ、
合成界面活性剤を肌にまとうことで
体内に取り込む設計になっているのが合成界面活性剤
なのです。

さらに付け加えます。以前の放送で経皮吸収の話をしました。

脇の下やお股、顎まわり、頭皮は経皮吸収率が高いのですが、
皆さん、ショーツや肌着は何で洗っていますか?

合成洗剤で全ての下着を洗っている方。

脇の下から、そしてお股から、
合成洗剤の化学物質をどんどん吸収していらっしゃいますよ。

顎周りも経皮吸収率が13倍なのですが、今はマスクがありますね。

布でできた、洗って使い回せるマスクをご使用の方、
何で洗っていますか?

さらに、経皮吸収率を考えて作られた
シャンプーやデリケートゾーンソープを使おうが、
経皮吸収率のバリアを破って体内に侵入してくる
合成洗剤で洗った下着を身につけ続けている限り、
あまり意味がない
と考えるのは
私だけではないんじゃないんでしょうか?

経皮吸収率のことを考えて一緒に洗剤も変えましょう。

その方が身のためであると思います。

そして、小さな子供は自分で洗剤もソープも選ぶことはできません。

今、アトピーの子供が増えていると聞きます。

私も幼少期からアトピーでした。

振り返ると合成洗剤で洗われた衣服に身をまとう日々でした。

そのせいかどうかなんて全くわかりませんが、
子供の肌のバリアを大人が奪ってはならないと思います。

もし変えられるのでしたら洗剤を変えてみる。

洗剤を使わずとも洗い上げる方法だってあります。

小さなお子さんがいらっしゃる方や
肌荒れやアトピーで悩んでいる方が
合成洗剤を使っているのであれば変えてみませんか?

このお話が皆さんに怖く感じさせてしまっていたらごめんなさい。

そんなつもりはございません。

どうせ伝えるのであれば、一番の最善策をお伝えして、
そして皆さんができることをセレクトできる、
アレンジできるようにしてもらえたらなということで、
ここまで詳しくお伝えしている次第でございます。

今回は主に洗濯洗剤についてお話をしましたが、
全てのものに当てはまる話です。

食器洗い洗剤が食器に残っていたら
体内に化学物質を取り込むことになりますし、
お風呂用洗剤や床拭き洗剤、
窓拭き洗剤なども全て同様のことが言えます。

あと、ファブリック系に振るスプレーもありますよね。

とにかく人工的なものは添加物が入っている限り、
今日お話した様々な弊害が人体に起こり、
そして環境にも影響を及ぼすということになります。

日頃、自然とそこまで触れ合ってないと忘れがちですが、
私達一人一人が地球に住ませてもらっている一員として、
この地球になるべく迷惑をかけずに
生きていきたいものだなと思います。

今回お話した、合成界面活性剤をはじめとする
人間が作り出した化学的な物は2000種類以上もあって、
人の健康のみならず、生態系に有害な恐れがあると
指定されているものも含まれる
のだそうです。

洗濯や洗い物って、たった1回じゃないですよね。

これから何十年も続くことじゃないですか。

だから、私1人ぐらい大丈夫、では済まされないはずです。

私達が洗ったものが排水として流れ出していきます。

それが合成界面活性剤の場合は自然界と融合できずに残り続けますが、
石鹸であれば、石鹸カスが微生物や魚の栄養源になります。

だから最終的には、お魚の餌にもなれます。

環境問題と利便性を天秤にかけて、
生き方や暮らし方によっては全部を変えることは難しいかもしれませんが、
もしこのお話を通して、この部分を変えてみよう!と
行動に移してくれる方が1人でも2人でも増えたらいいなと思います。


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(2022年8月2日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!