コーヒー+○○ミルク、美味しく飲むコツ


皆さんこんにちは、朝井れいかです。
8月ももう後半、結構涼しくなってきましたよね。
(2022年8月30日時点)

いかがお過ごしでしょうか?

今日は、カフェでコーヒーを頼んだとき、
ソイラテやアーモンドミルクなどの牛乳以外のミルクを入れるのは
全く健康的ではない!もしかしたら逆効果かも!という話をします。

コーヒー好きの方は多いと思いますが、
皆さんそれをどうやって飲みますか?

ブラックで飲むという方は今回の話はあまり役に立たないかと思いますが、
牛乳ではなく、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクに
わざわざ変えていますという方は、今回の話をよく聞いてください。

お家でそれをやったことはありますか?

牛乳以外の植物系ミルクというのは分離します


この分離がどんな状態かというと、
「お豆腐化する」と想像してもらったらわかりやすいかもしれません。

お豆腐はにがりを入れた豆乳を加熱してつくるのですが、
これが温かいコーヒーの中で起きてしまうのです。

本来の牛乳だったらコーヒーと混ざり合って
ミルクコーヒーの色になるのですが、
そこに豆乳や植物性のミルクを入れると、
ブツブツボソボソになって、置いておくと分離していくんですよ。

これがまずいのなんの。
しかも見た目においても最悪。
おうちでやったことのある方は、この苦難をよくご存知かと思います。

ノンシュガーのミルク系が分離・凝固する理由は2つあって、
1つはコーヒーの熱。
熱で凝固するのです。

だけど、冷蔵庫に入れておいたアイスコーヒーに、
同じく冷蔵庫に入れていた無糖のアーモンドミルクを
入れても凝固したんです。

何で?と思って調べたら、酸味にも反応するらしいのです。

だから、熱があるコーヒーはもちろん、
酸味が強いコーヒーであっても分離を起こします


わざわざ牛乳を植物系ミルクに変える人というのは
健康や美容を気遣ってのことだと思います。

中には牛乳アレルギーとか不耐症で変えている人もいるかもしれませんが、
美容・健康目的の方々ということは、無糖の方を選んでいると思うんです。

だけど、スタバなどの外のカフェでミルクを変えても、
熱いコーヒーなのに分離しないじゃないですか。
凝固もしていないじゃないですか。

あれはどうしてだと思いますか?

それは砂糖の効果です。

クイックで出されるカフェで分離・凝固しないというのは、
砂糖の含有量が多い豆乳やミルクを使っている
からです。

そして、おそらくクイック系のカフェのソイラテや
植物性ミルクというのは、市販で売られている調整豆乳などよりも
糖分が多めだと思います。

そうでないと、熱いコーヒーに即座に入れると確実に凝固します。

でもしないということは、
コーヒーと植物性ミルクの繋ぎ目のような、
界面活性剤的なポジションをお砂糖がしているはずです。

しかもその糖分は、黒糖ではなく白砂糖なので、
身体や美容のためと思ってミルクを変えている方は
この事実をちゃんと知った上でセレクトした方がいいかと思います。

ちなみに、牛乳だとなぜ分離しないかというのは、
牛乳は沢山のタンパク質を含んでいるからです。

だから牛乳だと熱いコーヒーであっても
冷たいコーヒーであっても全く問題なしです。

それに、大量にコーヒーに牛乳を入れるわけではないじゃないですか。

嗜好品としてコーヒーを飲んでいるわけじゃないですか。

それならそんなにわざわざミルクを変えなくても良くない?と思って、
私は潔く牛乳を入れています。

スタバだったら、普通のドリップコーヒーに
牛乳を入れてくださいと言えば無料ですしね。

でも、アーモンドミルクや豆乳にすると
値段も上がるじゃないですか。

高い値段を出して、
そして白砂糖を摂るのはナンセンスすぎますよね。

もちろん、牛乳アレルギーとか牛乳不耐症の人はまた別ですよ。

ここまでのお話をご理解いただけたでしょうか?

そうは言っても、ミルクを変えて
美容・健康に良いものを飲みたいという方、
多少その回避方法があるのでお教えします。

まず1つ。

熱々のコーヒーは叶いっこないことを知ってください。
アイスコーヒーだったらいくらか手があります。

まず、酸味が強いコーヒーではないこと。

焙煎度合いが強いコーヒーであればあるほど
酸味が飛ぶので分離しにくくなります

でも、フレンチローストとか深煎りと書いてある
リキッドだと分離したんですよ。

だから、これは売っているコーヒー次第です。

家で自分でハンドドリップでコーヒーを淹れる方は、
黒焦げに焙煎されているものであればいいかもしれません。

あと、コーヒーの酸味が強い豆、
キリマンジャロとかブルーマウンテンなどは
酸味を楽しむコーヒーなので完全に不向きです。

多くのコーヒーに使われているブラジルの豆は焙煎度合いによります。

深く焙煎すれば酸味はかなり抑えられますが、
中煎りや浅煎りだと酸味が強く残りますね。

豆の性質としてコロンビアなどは元々酸味が少ないので、
コロンビア系が多く入ったブレンドコーヒーで深煎りだと
いけるような気もします。

そして、冷たいコーヒー、フレンチローストとはいえども、
砂糖が入ってない無調整豆乳やアーモンドミルクを
いきなりガバッと入れない
ことです。

まず少し足して、くるくるかき回して、また少し足してかき回す。

このように分離しない程度に足していくと
分離・凝固を防ぎやすくなります。

最初は調子良くてもだんだん分離感が出てきたりするので、
出てきたらそこでストップしてくださいね。

最後に、これはもう論外の話ですが、
ポーションミルクってあるじゃないですか。

あれはオススメしません。

本物の純生クリームが入っているものであればいいのですが、
ポーションミルクのほとんどが
トランス脂肪酸の塊であることの方が多いので、
ポーションミルクは絶対に使っていただきたくない
です。

それなら牛乳の方が100億倍マシだと思っています。

コーヒー好きな人は多いですし、
ミルク系を足す方も多いので今回この話をしてみました。

以前も「コーヒーは生鮮食品です」という放送をしたので、
よかったらこちらも聞いてみてください。

▼コーヒーは〝生鮮食品〟です

コーヒーは上手に使えば健康飲料なのですが、
一歩間違えるとあなたの身体を蝕む毒飲料となってしまいますので
ご注意を。

▼音声で聞きたい方はこちら


(2022年8月30日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!