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服を着たままできる【簡単】足の疲れ・むくみ解消術

いつでもどこでも誰でも出来る!足のケア

今回は、洋服を着たままでも、いつでもどこでも誰でも簡単にできる、下半身のむくみケアをお話したいと思います。

避難所で生活をされているという前提でお話をしたいと思いますので、そうでない方々は、ご自身の生活状況に合わせて、ご自身でアレンジしながら試してみてください。

まず、避難所にいるときっと寒いですよね。

暖をとれる状況へと日々進んでいるとは思いますが、それでも、暖房器具の近くではない限り寒いことと思います。

あと、避難所というのはとても広いですし、天井が高いとなかなか暖まれないこともありますよね。

というわけで、暖かくするためにも、とにかく足首を温めましょう。

靴下だけではなく、レッグウォーマーを2枚、3枚と重ね履きしてもいいので、足首を温めてください。

あと、膝が悪い方は、膝も温めていただきたいです。

ただ、膝が曲がらなくなると、下半身の循環が促すことができませんので、ガチガチになるほど締め付けないでください。

あと、下半身のむくみとはいえ、首、手首、足首という3つの首は、むき出しになりやすいパーツにも関わらず脂肪がつきにくい場所なので、外の気温が血液に反映されやすいんです。

なので、この3つの首をしっかり保温してください。

手首は、水仕事などの作業するときに動かしますので、アームウォーマーなどをしていると動かしづらいと思いますが、暖をとるためにも、作業しているとき以外はできるだけ温めていただけたらと思います。

首は特に、です。

マフラーやスカーフをつけてあげてください。

そして、この3つの首は、暇さえあれば回しましょう。

特に足首。

足首は、動かさなければ動かさないほど、どんどん動かなくなっていきます。

足首が硬くなると、下半身の血流云々ではなくなってしまいますので、足首はとにかく回してください。

回すことに加えて、足を伸ばして、かかとを遠くに置きます。

そして、足先を自分の顔の方に近づけてください。

足首を90度にするイメージです。

その逆もやりましょう。

足先を遠くに伸ばして、かかとを自分側に引き寄せる。

こうすることで、足の甲がよく動くようになります。

あと、大きく円を描くというのもやってください。

このときに早く回そうとする人が多いのですが、最大ルートを回れるように、ゆっくり大きく回してください。

回りづらい部分もあると思いますが、そこは、腱が固まっているところです。

腱が固まっていると、下半身の循環が悪くなってしまいますので、回りづらいところは念入りに、何度もやるようにしてください。

外回しと内回しをまんべんなくやります。

これは、椅子に座っている間、ひたすらやってください。

捻挫をしたことのある足は、こういうときに古傷が痛んでくるんですよ。

なので、過去に怪我をした経験のある方は、その足を特に回して、常に動かしていることを心がけていただけたらと思います。

あと、膝。

こういうときは、膝に負担かかりやすいんです。

冷えてしまっていると、小さいパーツにも関わらず、体重の5倍の重量がかかるんです。

血流の悪い状態で、膝にいきなり負荷をかけると、膝の軟骨がすり減る原因になってしまいます。

膝軟骨は、すり減ってしまったら、もう元に戻りません。

でも、膝の軟骨がまだある状態、血液循環やリンパ液の循環を膝が確保できている状態であれば、軟骨はまた再生していきます。

そのやり方をお伝えします。

椅子に座った状態で、右と左のそちらを先にやってもいいのですが、片方の足の太ももを地面から浮かせます。

膝の裏で、両手の人差し指、中指、薬指を立てて、膝の裏に当ててください。

爪先ではなくて、指をしっかり立てて膝の裏に当てて、膝裏から太ももをぐっと持ち上げてください。

このときに、太ももを足の力で持ち上げるのではなくて、太ももの力は抜いて、3本指でぐっと持ち上げます。

そうすると、3本指に太ももの体重が乗りますよね。

これだけでも膝裏は刺激を感じると思います。

この状態で、膝から下をぶらぶらと動かします。

こう言うと、10cmくらいしか動かさない人が多いのですが、思い切って膝がまっすぐになるくらいまで、思いきりぶらぶらしてください。

そうすると、かなり膝裏を刺激できます。

膝裏には、委中というツボがあるのですが、これが腰痛治療や膝の治療に欠かせないツボで、腰が痛い人や、下半身に問題がある人の施術で必ず使っています。

なので、3本指を立てることで、委中の刺激になります。

あと、膝周りはリンパや血管など非常に大事なものが集まっている箇所であり、関節ですので、指の刺激でそれらの循環が促されます。

これは、膝が悪い人は常にやってほしいのですが、特にやってもらいたいのが、寝起きと、長時間椅子に座った後に立ち上がるときです。

寝たら、7〜8時間くらいは水を飲まないじゃないですか。

そうすると、寝ている間に発汗するので、寝起きというのは脱水気味になっています。

脱水状態だと、膝裏も水が足りていない状態なんです。

だから、そのカラカラのときにいきなり立ち上がると、全体重が負荷として膝にのしかかります。

体重の5倍の負荷が脱水気味の膝にかかったら、バキバキになりますよね。

でも、今のこの体操をしていただくと、水で潤った状態になります。

その上で立ち上がれば、負荷のかかり具合を非常にマイルドになります。

被災地ではトイレに行く回数を減らしたいじゃないですか。

だから、無意識的に水を飲む量が減ってしまうと思います。

そうすると、全身に回る水の状態が余計に悪くなってしまう。

なので、この方法を両膝で行なってから立ち上がるということを意識してみてください。

私は、これを39歳で妊娠したときから毎朝やっていて、そうすることで膝を守っています。

40代の方は、若いから大丈夫だろうと、膝はノーマークの人が多いと思います。

そして、60代くらいから膝が痛いと言い始める方々が多いと思うのですが、これは若いときからどれだけ軟骨のすり減りを予防できるかにかかっていますので、一生自分の足で元気に歩き続けたい方は、今の方法を毎朝やっておけば、100%とは言ってはいけないと思いますけれども、しっかり防げると思います。

これは、膝の名医である巽先生という方の著書にも書いてありますし、巽先生のセミナーで直接教えてもらった技でもあります。

既に膝が痛いという方は、少しでも軟骨が残っていれば、この方法を行うことで、膝に水、リンパ液、血液を通るようになり、軟骨が再生していくはずです。

でも、すでに軟骨がなくなってしまっていると、膝に効くサプリなどを飲んでも復活の兆しはありません。

なので、皆さん、何歳であろうが今が一番若いですから、膝の軟骨がなくなってしまう前に、今日から始めましょう。

この方法は、被災地の皆さんに教えてあげていただきたいですし、被災地ではなくても、皆さんのご両親とか、ご親戚とか、一生元気に歩き続けてほしい相手に、ぜひ教えてあげていただきたいと思います。

この方法は、委中というツボの刺激、リンパ節の刺激になりますので、下半身のむくみ防止になります。

あと、もう1つ、簡易的な方法があります。

足を組むポーズのときに、下の足の膝小僧を、上の足の膝裏荷ある委中にあたるように足を組むんです。

そして、上の脚をぶらぶらさせると、これも刺激になります。

指で刺激すると、ダイレクトに刺激できるので非常にいいのですが、四六時中はできないという人でも、この方法だったらさりげなくできますよね。

私は、電車に乗って目の前に人が立っていないときとか、会議中とかでやっています。

もちろん、片足だけではなくて、両足を交互に入れ替えてやってあげてください。

整体とかに行くと、足は組まないでと言われますが、癖で組んでしまうという声も多く聞きます。

でも、この方法があれば、足組みすらも健康療法に早変わりしますので、ぜひ膝裏刺激をやってみてください。

あと、足組みのポーズで、ふくらはぎを刺激するという方法もあります。

同じポーズのまま、下の足の膝小僧が当たる位置を、膝裏から足首に向かってだんだんずらしていくんですよ。

このときは、足の太ももの力を限りなく抜いて、膝より下の重みを、膝小僧にかける。

力を込めて振り下ろすのではなくて、自分の重さでやると、凄腕マッサージレベルです。

足の裏の真ん中を通る縦のラインは、膀胱の経絡なので、水の代謝をつかさどるラインなんです。

下半身のシルエットをよくするとか、むくみを取り除くときに、そのラインが効きます。

なので、膝裏ポンポンで刺激してあげれば、整体師レベルのセルフケアができます。

これも私は常にやっています。

子供ができて時間の制約が生まれたり、精神的に落ち込んでいたりするときは、何もしたくないじゃないですか。

そういったときでも、今日お話したことはできます。

身体が固まってくると、心の可動域も狭くなって、心の余裕がなくなっていくので、放っておくと心が沈んでしまうと思うんです。

つらいとか、悲しいとか、そういった方向に意識を傾ければ傾けるほど、身体も比例するように、その状態になっていくので、心理的に大変な中でもできる今日のケアを、役立てていただけたらと思います。

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「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!