食べすぎ原因②


前回に続いて食べ過ぎの原因についてお話していきます。


食べ過ぎの原因、2つ目。
それは気が補えていないこと。

これがどういうことかといいますと、
食事というのはもちろん栄養やカロリーを補う行為ですが、
東洋医学的に考えるとエネルギーをいただく行為なんです。

食事というのは気が入るんですね。

その食事に関わった人たちの気が入ります。

わかりやすい例で言うと、
食事を作った人の気も一緒にいただくというのが食事なんです。

一番いい例は、お母さんが子供のために愛情たっぷり込めながら作る食事。

この子が元気いっぱい育ちますようにと気持ちを込めながら作る。

そんな、人の気持ちがこもった愛情がたっぷり込められた食事というのは、
少量でも満腹になるんです。

誰かが自分のために心を込めて作ってくれた食事。

その食事と一緒に、人の気をいただく。

そして私達のエネルギーを補っていく。

これが本来の食事なんです。

なので、気を補えない食事をしていると、
いつまでたっても食欲が収まりません。

人の手がかかっていないもの、コンビニ食品、レトルト食品、
こういったものを空腹時に食べても満足しません。

皆さんも経験ありませんか?

コンビニのおにぎりを2個食べたら、
その場ではお腹いっぱいになるけれど、
またすぐに物足りなくなりますよね。

でも、お母さんが気持ちを込めて作ってくれたおにぎり。

あれなら1個でも満足します。私はそれを感じます。

なので、人の手がかかっていない、
気を補えない食事を取ってしまうと満足できず食べ過ぎてしまう。

ということで、皆さんに気をつけていただきたいのが、
まったく気が入っていなさそうな食事。

例えば、バイトのお兄さんが
面倒くさがって作っているレストランの食事。

こういうのは、そういう気まで一緒にいただいてしまうので、
無駄に身体を汚される感じがします。

だから、不穏な空気を感じたら直ちに退散しましょう。

というわけで、誰かに心を込めて作ってもらった食事、
もちろん自分自身のために心を込めて作るのもいいです。

外食のときも、お客様のことを思って
手間暇かけて作ってくれているレストラン。

そういうところを選んで、気の入ったいい食事をして、
そして自分の身も心もエネルギーで満たす。

これをやれば、びっくりするぐらい食べ過ぎを防げます。

さらに言うと、その食材が持つエネルギーも非常に作用するので、
農薬たっぷりで作られたであろう野菜や肉を使って作られた食事と、
有機農法・無農薬、生産者の顔が見える食材を使って作られた食事は雲泥の差で、
満たされるエネルギーが違います。

「人間は食べたもので作られている」とはよく聞くじゃないですか。

でも本当のことを言うと、
「人間は食べるものが食べたもので作られる」のです。

私たちは牛肉を食べますが、その牛さんが食べたものが、
我々を作っているものなんですよ。

牛に関わらず全ての家畜、魚、野菜だってそうです。

それぞれの食材が食材として成り立つまでに
関わっているもの全てが影響しますからね。

私達が食事をいただくときに、
そこまで思いを巡らせて工夫できたら最高です。

そうすれば良質な食事が少量で済む。

心も身体も満足、そして身体も心も健康になり最高です。

これを聞いたあなた、
気を補えない食事は一刻も早く卒業してください。

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(2022年10月04日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!