クッ〇ーモンスターに狙われている
ほくろが多いので、幼少期はクッキーモンスターにチョコチップクッキーと間違えられて食われるんじゃないかと心配していた浅井です。
今でも物陰からクッキーモンスターがこちらを見ている気がして振り返る日々です。
たらこクチビルのキャラが好き。あとひよこ
ファイルのバックアップのために整理していたら、大学の授業でフォトショップの練習したときの写真が出てきました。
タイトル「くちびるげとパチモンパンダの戦い」です。
直球で分かりやすいタイトルなのに、内容は何一つ理解できない奇跡のバランスの作品かなと思います。
本当はもう一つ「不明瞭なアメーバのような形をした(くちびると目だけついている)ものたちが、回転したり、すごい速さで駆け回る映像」も作っていたはずなのですが、データが見つかりませんでした。
当時、自分は映像の作り方を覚えたてて、とにかく頑張った記憶があるのですが、内容が非常にサイケデリックになってしまったせいか周りが生温かい笑顔をくれたのを覚えています。
はじめてできた映像作品に自分で興奮して、一番でかいプロジェクターの画面で繰り返し見てました。
それのせいで視力が少し悪くなった説あります。
今思うと、うんちのような形をしたものたちが忙しく動き周り、たまに急にぬいぐるみになったり喋ってきたり、悪夢でしかなかった気がします。
でもはじめての作品というのは下手でもなんでも特別なものです。みなさんにも見せて、生温かい目線をもらいたかったです。
近状
大事なファイルの片付けも終わってのんびりしています。外に出る用事も展示やギャラリーを観る以外はそんなになく、ムーミンの小説を読んで寝落ちする日々を過ごしています。
あとは部屋で筆をぐるぐる動かして遊んでいたりしました。
カラー画材を使うときは、自分の部屋のロフトで描いたりします。
買ったポストカードや置物をなんでもかんでも置いていたりもします。
すっごいブレてるのは、匿名性を高めようとしている訳ではなく、何度撮っても残像みたいになるのと戦った証なので許してください。
中国の爆音・爆走ワニのおもちゃやたまに作品で出てくるピエロくん、100均で買ったロディもいます。
右側の麻雀サイコロを背負う赤べこは「ギャンブラー赤べこ」と呼んで可愛がっていたりします。
置物はなんでもかんでも買ってしまうし、なんでもかんでももらっています。
北海道の熊の置物も何個も飾っているし、ムダと言われがちですが、眺めてぼーっとする時間は豊かなものです。
良いことを言っているように聞こえるかもしれませんが、実際には置物を両手に持ってブーンブーンと言いながら振り回す危ない大人です。
定期的に空に飛ばしたくなるのは何の衝動なのか疑問です。
単行本出るよの話
12月15日に「福引き怨霊生活」特厚の288ページで出ます。
↑桃子がお気に入りなので「何かとでかく配置してください」とデザイナーさんにお願いしたら、目次ページがとんでもないことになって笑いました。
「怨霊たちが福子の家に向かって集結している図」になっているのでお楽しみください。
はじめの方の1~4話あたりを結構修正させてもらいました。
初期は絵が下手なのは仕方がないけれど、流石にこの絵は自分をぶん殴りたくなるなっていうところだけ直しました。
担当さんとはパンチグローブでの殴り合いもないまま、基本私がわがままを言って駄々をこねて、受け止めてもらったり丁寧に説明されたりで迷惑かけつつ出来上がりました。感謝です。
単行本やもろもろのデザインはカヤヒロヤさんにお願いしまして、カオスな世界観を見事に表現していただけました。
表紙の紙も銀でピカピカでリッチな出来にほくほくしています。
オフセットの印刷ってこんなに綺麗なのか~と感動です。
あと桃子は何の怨霊なの?と聞かれることが多かったので答えます。
「おしり」です。テケテケの下半身部分の方のトコトコというやつです。
あまり知りたくなかった事実を知ってハンカチーフが手放せない方もいらっしゃるかと思いますが、12月15日発売です。
お昼の特厚ハンバーク定食を我慢すれば買える金額ですが、このご時世ですしあんまり無理しないでほしいなというのが正直なところです。
もちろん800円分の楽しみはあるかなと少し自画自賛もしています。
おすすめはポッキーを食べながら読むくらいの感じです。
あと、ハガキもついていて、私からみなさんに聞きたいことを書いてあるのでぜひお返事くださればと思っています。
メールの方でもいいのでよろしくお願いします。
次作
だらだら過ごしていましたが、一度だらだらしてしまうと一生働かない性格をしているので、自分でも意外なほどすんなりと次の作品に取り掛かりはじめました。
結局ぼーっとしても、映画を観ても頭の中でキャラクターがごちゃごちゃ喋り出すからアウトプットしないと脳みそが爆発して死ぬと感じました。
今も私の左肩からアドベンチャータイムのジェイクが虹について熱く語っています。
次は仄暗い長めの読み切りと、ハイファンタジーの連作ものを考えています。
一回連載に入ると、読み切りが描けないのがちょっと辛かったので、読み切りサイズの作品を多く描きたいと思っています。
自分がまだ漫画を趣味でなんとなく描いていたころからの、あの暗い感じとファンキーな明るい面が混ざったものになると思います。
思っているより早くまた載るかなと思います。
今後も楽しく描いていくので、よろしくお願いします。