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アサイゲルマニウム関連書籍の紹介

浅井一彦博士の三部作

ゲルマニウムと私

浅井一彦博士は明治の世(明41)に満州で生まれ育ち、水戸高を卒業され、東京帝国大学の法学部を出られた才人です。ぼくたちの職場である浅井ゲルマニウム研究所を設立されるまで、非常なる苦労をされて”人類の救済のために”とアサイゲルマニウムを創製して、世界中に広めることに尽力されました。
その浅井先生の著書三部作が、第一弾『ゲルマニウムと私』、第二弾『ゲルマニウム讃歌』、第三弾が『ゲルマニウムとわが人生』です。
特に、第一弾である『ゲルマニウムと私』は、有機ゲルマニウムとは?アサイゲルマニウムってなんだろう?という方々には必読の書です。浅井先生の数奇な人生(半生)と、水溶性有機ゲルマニウムの開発にかかる秘話が記され、またその生理作用の一部の推定や人の使用症例までが収載された内容の濃い一冊です。
ぼくは入社時に会社から一冊いただき、すっかり虜になりました(笑)
半ば、ホントかなぁ…という内容もありますが、40年前の著作であることを理由に、ふむふむナルホド!と読み進めるのが本書の読み方です。
この『ゲルマニウムと私』はなんと1975(昭50)年の初版からの超ロングセラーで、現在は第33版が2023年3月に販売開始されたばかりです。
元号では昭和、平成、令和と3つの時代に跨る人々の興味を引き続ける本書、人や世は変わっても健康に関する悩みは変わらず、科学や医療が発達して寿命は伸びても苦しみの本質は変わらず、却って増してきているという場面(医原病)もあるように思います。
浅井先生の人類愛、他人の幸福のために駆け回る人柄が生み出したアサイゲルマニウムの魅力が、こんな風に時代が変わっても求められ続ける理由としてここにあるのではないかと感じています。
気になった方は、是非こちらから。

これまでもずっと第32版も出版元から定価販売されていたのですが、つい最近まで電話注文でしか受けていなかったために、世の中では絶版扱いで、Amazonなどで中古の書籍が3倍近い5,000円超えで販売されていると多くの方々から聞いていました(汗)
そこで、出版元の玄同社様と相談し、第33版の発刊に合わせてオンラインストアが開設されました。

浅井先生と親交のあった社長の松延様が先生の功績を世に広めるために書籍化を手掛け、そして初代のご逝去以降も引き継いでくださっている現社長の奥様により、最初の『ゲルマニウムと私』以来、アサイゲルマニウムに関する書籍を最も多種出版してくださっています。それぞれの本が違った面にスポットを当てた内容ですので、気になるものを是非ポチってみてください!
『ゲルマニウム讃歌』と『ゲルマニウムとわが人生』は残念ながら絶版になっており、この二冊が両者の一部削除の上での合本として一冊にまとめられて販売されています。

マニアの方は、是非古本で上記第二弾と第三弾を見つけて購入し(入手が極めて困難と聞いています)、どのような部分が削られているのか、などを見てみるのも面白いと思います。

科学的なバックグラウンドの書籍

有機ゲルマニウムの科学(東洋医学舎)

アサイゲルマニウムの医薬品としての開発が行われていた1970年代(初合成された1960年代後半含む)~1990年代の研究内容をまとめた『有機ゲルマニウムの科学』石田名香雄・木村郁郎監修、東洋医学舎、(2001年出版)は、科学的なバックグラウンドをお持ちの、特に医学・生物学・化学の知識が深い方々にオススメです。

科学的なアプローチにより30年間基礎研究・臨床研究で得られた科学的エビデンスを根拠にアカデミックな内容でまとめられた一冊です。
監修してくださった石田名香雄先生、木村郁郎先生ともに故人となられましたが、お二人はアサイゲルマニウムの研究を東北大学医学部、岡山大学医学部で夫々に牽引してくださった方々です。
特に、石田先生は東北大学の学長も務められた方で、センダイウイルスの構造と機能研究により野口英世賞を受賞され、そのほか微生物と免疫の研究において多大な貢献をなされています。ぼくも入社したてのころに晩年の先生と面会していますが、研究所長室の奥でドーンと鎮座されているところで挨拶しただけなので、あまりはっきりと記憶していません(笑)
石田先生の研究室でアサイゲルマニウムの免疫研究は発展し、免疫細胞を活性化することで癌への攻撃性を高めるBiological Response Modifier(BRM)剤のカテゴリーの物質として様々な研究が行われました。
免疫を介して、アサイゲルマニウム(当時は開発名のGe-132)が様々な疾患に有効であることを石田先生の門下生の皆さんが明らかにしてくれたのです。
石田先生のお考えの興味深いところの最たるものは、インフルエンザウイルスには病原性がないと考えておられたところです。これはインフルでもコロナでも同じことです。そのことを考える時に今のパンデミック騒動の馬鹿らしさを思わずにいられません。

有機ゲルマニウムの科学・序章(石田名香雄先生著)より

前置きが長くなりましたが、本書の構成は以下です。
「序章」・「第1章 ガンと有機ゲルマニウム」・「第2章 免疫調整作用と有機ゲルマニウム」・「第3章 骨代謝と有機ゲルマニウム」・「第4章 有機ゲルマニウム~その多様な機能性」・「終章 有機ゲルマニウムの創製」・「知っておきたいゲルマニウムの基礎知識」

ちなみに・・・本書の139ページからの「新たに見出されてきた機能性」という項目で若かりし頃のぼくの研究が紹介され、140ページには名前も登場します(笑)
本書全体が論文からの引用でデータも掲載されており、とても勉強になりますが、やはり科学的知識の少ない方にとってはハードルが高そうです。一方、単に研究的な根拠もなく効くと言っている他の雑多な健康食品とは違うことが解ってもらえると思います。出版から22年を迎え、新たな科学的知識も増えてきている中で、『新・有機ゲルマニウムの科学』もしくは『アサイゲルマニウムの科学』みたいな書籍の制作も、ぼくの役割として必要なのではないかと感じるところです。

生命に驚きの威力を発揮するゲルマニウムの秘密

本書は名古屋大学の名誉教授で、理学博士の手塚脩文先生が著された書籍です。理学部で植物生理学を研究されてきた手塚先生は、アサイゲルマニウムに興味を持ち、同大学の先生から分けてもらった試薬(Ge-132:浅井ゲルマニウム研究所製)を使ってユリの自家受粉への作用性を検討されました。

研究費は科研費で賄われたので、上記から内容を確認することができます。つまり、テッポウユリは配偶体型自家不和合性機構というものがあり、自家受粉しない(別の個体の花粉からしか受粉が成立しない)性質です。これには酸化ストレスが関わっていて、アサイゲルマニウムの酸化ストレス緩和作用が有効だと考えたのでしょう。
実際に、近親交配を避けるはずのテッポウユリがアサイゲルマニウムによって酸化ストレスが緩和され、自家受粉するようになったわけです。
それで俄然興味を持った先生は、様々なことを通してアサイゲルマニウムの作用を検証していきます。
特に、骨折しながらもチベットへの調査遠征隊に参加し、アサイゲルマニウムを飲みながら登山して、酸素濃度の薄い標高5000m超の高地においても高山病にならず元気だった上、日本に帰ったら骨折が治っていたエピソードは興味深いものです。本書も前述の玄同社による出版で以下から購入できます。

書籍とは直接関係ないですが、その後、ぼくも共著者となり手掛けた手塚先生の研究があります。サルの肝臓における活性酸素に関連する酵素の活性をアサイゲルマニウムが調整する内容の論文を投稿。肝臓の酸化ストレスを軽減できる可能性が、げっ歯類(ネズミの実験)ではなく霊長類であるサルの貴重なサンプルで確認されたというのは、名古屋にある京都大学霊長類研究所と手塚先生が関わりがあってこその研究成果です。

https://www.scirp.org/pdf/AER_2017060213461879.pdf

御年80歳を超えるのですが、めちゃくちゃ元気。ぼくのことも「あなたは友達だから」と言ってくださってるので、ぼくの最高齢の友人です(笑)書籍からちょっと脱線しましたが、後半はアサイゲルマニウムの作用に感激した手塚先生が、まわりの方々にオススメし(手塚先生は誰にでもアサイゲルマニウムを勧めて、結果として感謝されています)使ってみられた方々の体験談がまとめられています。実際に飲んだ方々の使用経験を知りたい方にとっては参考になる書籍だろうと思います。本書の構成は以下です。

第一章 現代人を救う有機ゲルマニウムとは?
第二章 自分自身で体験してみた有機ゲルマニウムの効果
第三章 つらい症状を改善した人たちの喜びの報告
第四章 有機ゲルマニウムはなぜ効くのか?

2023年最新作におけるアサイゲルマニウム

奇跡の有機ゲルマニウム

本書はオーソモレキュラー療法を実践され、様々な疾患に一般療法ではなくサプリや食事療法などのアプローチで挑み、成果を上げている神戸ナカムラクリニック院長の中村篤史先生が著した最新刊です。有機ゲルマニウムとの出会いから、ぼくとの出会いを経てアサイゲルマニウムをクリニックで実際の臨床現場に使用した3年での奇跡と、奇跡と感じなくなるまで(笑)を綴っています。
最後の第六章は中村篤史×中村宜司による有機ゲルマニウム対談が収載されています。是非、お読みいただきたい内容です。
中村篤史医師はアサイゲルマニウムの実力をもっと多くの医師が知り、臨床に使用すべきだと考えています。本書の最後に、お知らせとして有機ゲルマニウム研究会を立ち上げられた旨が掲載してあります。現在は原則として医師・歯科医師・獣医師が会員になることができます。ご興味ある対象者は是非お問い合わせください。
長年の歴史を持つアサイゲルマニウム。ここに紹介しない書籍も含め、数多く出版されてきましたが、現役の医師が本素材に特化して書籍をまとめたのは初めてのこと。臨床症例などはゲルマニウムクリニックが存在していた時に得られた知見が浅井先生の書籍にも収載されていましたが、一冊まるごとですから、貴重な情報が詰まっています。

時折、関西方面への出張の際には篤史院長との情報交換のためにクリニックに立ち寄るのですが、待合室へ診察から出てきた皆さんが必ずというほど「アサイゲルマニウムと・・・」といってサプリを求めているので、感激します。その理由は本書を読むと何となく分かると思います。アサイゲルマニウムが何かをするというより、アサイゲルマニウムにより他のサプリの能力が高まるというか、オーソモレキュラー療法の有効性をベースアップしてくれるのでしょう。ぼくはアサイゲルマニウムはオーケストラのマエストロ、あるいはチームプレーの競技における名監督という表現をする事が良くあるのですが、まさに自身がプレーするわけではないけれども、その力を引き出して調和を作り、完成させるものだと思います。

ワクチン後遺症社会の到来

さて、未だ発売されていませんが、島根の松江にある福田内科クリニックの福田克彦副院長による著書です。新型コロナワクチン後遺症の患者さんを多く診られてきた福田先生が、このワクチン後遺症に関する臨床データを一挙公開する書籍です。
この中に、アサイゲルマニウムも二症例で使用して紹介されています。
昨年秋に国際栄養医学シンポジウムでのセミナーで公演された内容からの抜粋のデータで、残念ながらクロイツフェルト・ヤコブ病への使用経験については書籍には触れられていません。
5月9日に発売予定ということです。

やはり、このワクチン後遺症問題は時間を経て増してきているようなので、本書のデータはとても重要な知見だと思っています。アサイゲルマニウムの抗炎症作用、鎮痛作用などは症状に対応しうるので、このような使用結果が現れるのだろうと思います。福田先生も抗炎症作用を一つの効果発揮の理由としてあげてくださっています。本作用に関しては、以前ぼくもnoteに免疫への作用性の紹介記事として記しています。

最初は厚労省も全く認めていなかった後遺症ですが、最近は認定される人も徐々に増えてきています。スパイクタンパクをコードしたメッセンジャーRNAを注射するというだけでも、身体の中に炎症が起こることは容易に想定される(通常はmRNAを元に翻訳という作業が細胞内で行われてタンパク質が作られる)わけですが、ぼくの懸念は偶々であれ逆転写酵素を産生するウイルスに感染していた(あるいは免疫でウイルスが抑え込まれていた)場合に、身体の中に丁度その時に存在していた逆転写酵素でRNAが逆転写されてDNAになると、RNAとは違って簡単には分解されずにスパイクタンパクを作り続けるという結果が考えられることです。
色んなこと(成分による危険性)が本ワクチンに関しては言われていますが、単純にこの点だけでも危険(リスク)を感じるところです。
反ワクチンとか、そういう問題ではなく、薬害の歴史をしっかりと見つめるべきところに来ているように感じます。普通に科学的に考えてリスクがないはずのない製剤なので、考えていくべき課題でしょう。むしろ、懸念を抱かずに接種推進した科学者や医師は何故リスクがないと考えたのか、副反応の危険を少数と見積もって推奨した結果、本当に十分な主効果を得られたのか(リスクと比べてメリットが大きいと政府機関が大々的に宣伝していたのは皆さん記憶にあると思います)を総括するべきでしょう。

Organogermanium Compounds

最後に、完全な科学書籍の紹介です。金額はめちゃ高いです(汗)この書籍は全19 Chaptersからなる有機ゲルマニウム化合物に関する専門書です。そして、最終章の19章は、ぼくと浅井ゲルマニウム研究所の先輩・後輩の3名で書かせていただきました。
最初にエディターの筑波大学教授Dr. Vladimir Ya. Leeからお声がけを頂いたのがコロナ禍前の2019年1月で、有機ゲルマニウム化合物の生理活性についての章を担当してほしいというオファーだった。ぼくは悩んだ末に、前述の佐藤克行博士研究員と島田康弘博士研究員に協力を頼み、3人で担当しようということを決めたのです。
初めたばかりでコロナ禍に突入し、他の章も含めて全体に遅れがちにはなりましたが、2023年3月28日に出版に漕ぎ着けました。アカデミアではない、企業の研究者でこのように科学専門書籍の執筆を頼まれるということは極めて稀なことだと思います。また、それだけの知見と予見をもっていないとまとめることは出来ないと思うので、光栄なことと思い引受させてもらいました。
ただ、結果としては丁度良いタイミングでアサイゲルマニウムの活性分子であるTHGP(加水分解分子)と生体内の重要生理活性分子の相互作用を介した研究結果が出てきていたこと。また、その作用発現にはTHGPの超原子価構造をとりうる性質が関係していることが明らかになったことを示すことが出来ました。
生体機能調整と実際の使用(飲用・塗布)による作用についての解明はまだまだ半ばという状況ではありますが、科学書籍の一部にAsaigermaniumの生理活性(安全性データなど含む)について記録することが出来たのは大きな幸いです。
英語を読むことが出来る方(あるいは日本語は分からないけど英語なら読めますという海外の方々)は、かなり研究に特化した内容ですが、読んでいただくとアサイゲルマニウムについて全体像がつかめるのではないかと思います。

なお、書籍はあまりにも高額なので、有機ゲルマニウムの研究機関とかじゃないと購入できないと思います。
そんな皆さまに朗報です・・・(笑)

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/9781119613466.ch19

こちらから、ぼくたちのチャプターだけをダウンロード出来ます。$42とのこと。まぁ、それでも結構な金額ですね。48Hr限定のオンラインアクセスだと$10です!って、48時間で読まないと見れなくなっちゃうって・・・(汗)厳しい

英語の書籍については、浅井先生の『ゲルマニウムと私』を元に英訳した『Miracle Cure』や、手塚先生の『生命に驚きの威力を発揮するゲルマニウムの秘密』を英訳した[『The Secret of Organogermanium – Amazing Power to Renew Life』があります。前者は絶版になっていると思います。後者は以下で購入可能なようです。

https://madeinjapanonlineshop.com/shop/the-secret-of-organogermanium-amazing-power-to-renew-life/

そんなわけで、このところ様々な書籍が発刊になりました(もうすぐ発刊も含め)。ここで一部を紹介させていただきましたので、気になるものがありましたら、是非お読みいただきたいと思います!

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