ぽよよん

なりたいものが多すぎて何者にもなりえない自分を愛することができなくなる。寂しい気持ちに蓋をしても何も変わらない。困り果てて足を止めた。生き続けることしかできないから虚が魅力的に見える夜。空から降る雪は祝福、裸足で神にいのちを捧げた。欲しいものがいつの間にかわからなくなってしまったから何もいらない。大人になるってそういうことでしょうか。耳の奥にこびりつく音に踊る。嘘でいいから。いまだけが欲しいから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?