『好きなことしか本気になれない。』を読んで

著 南 章行(2019) 『好きなことしか本気になれない。』


少子高齢化が進んでいく以上僕たちは今後70歳、80歳まで働かなければならない未来が見えている。だが一つのスキルを持って安定して長く働いて行くことは難しい。AIの発達によって労働者に求めれるスキルが変わってくることが確定しており、確実に安定が保証された仕事はないからだ。
そのため自らの能力を見つめなおし、目標を立てて行動しスキルをつけて未来を選択する。そのようなセルフリーダーシップが自分の良い人生プランを作る上で必要不可欠だ。

上記が本書における主題の一つであるセルフリーダーシップについての要約だ。あらゆる会社の勉強会でセルフリーダーシップの重要性について話されている。今社会で求められているスキルの一つだ。

だがどうも僕は、自分の未来のために考えて行動することが苦手なようだった。高校の時は大学受験、大学の時はゼミでの研究発表会など周りの影響を受けて何かしらの目標が常にあった。社会に出てからは目標は自分で作っていかなければならない。自分の人生を決めるのは自分だけだ。

本書に記載もあるが、各個人の人生プランに正解はない。
勿論、地に足をつけて働くことは重要だが、何の目標も無く生きていると社会が大きく変動し職を失ってしまった時は何も残らない。

昨今の新型コロナや大規模災害を聞いて、いつどんなことが起きるか分からない、だから悔いることが無いように生きたいと強く思うようになった。

一度自分の人生を振り返ろう。そして自分は本当になにがしたいのか考えよう。
そして、自分がやりたいことのために知識をつけよう。
そう強く感じさせた本でした。

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