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はじめまして

みなさんこんにちは。

福島県北部のちいさな町「桑折(こおり)町」に店を構えます『リカーショップ旭屋』と申します。

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明治30年ころ創業のちいさな酒屋です。現在は4代目が店主として地域に密着した店づくりをしております。

お店の場所は、JR東北本線桑折駅より徒歩10秒です。いや、5秒もかからないかもしれません。よく羨ましがられます。大袈裟かもしれませんが、電車が来てからお店を出ても間に合うくらいです。(ただし、道路横断の際は気を付けなければなりませんが)。

なぜこの場所にお店を構えたのか?ここから少し旭屋のルーツの話をします。

大正外観トリミング (2)

明治20年、現在の東北本線が開通、桑折駅もこのとき開業しました。当時、国内最大級の銀の採掘量を誇った半田銀山や養蚕業で栄えていた桑折町(当時は桑折村・半田村)には人の行き来も自由にできるようになったため、各地より移住してくる人が多かったそうです。特に貨物輸送の拠点でもあった桑折駅周辺の追分地区は大変賑わっておりました。

そんな中、旧会津高田町旭村(現会津美里町・旭地区)より一人の若者が夢を求めて新天地・桑折に降り立ちました。旭屋初代の佐藤丑蔵(うしぞう)です。

はじめは桑折駅前にあった『丸万運送店』でほかの地域の産物など、送られてきた貨物を荷車で配送する仕事をしました。馬車馬のように働いたそうです。のちに追分地区の方と結婚。酒どころ会津の地より運んできた酒を売ったところ、人々に大変喜ばれ、現在の地に『旭屋酒店』を開業しました。

お店の屋号はもちろん自身の出身地から。ふるさとは忘れない、ふるさと共に。私が生まれた時にはすでに丑蔵さんは亡くなっていたので、実際にお会いしたり、お話したことはありませんが、この屋号の由来から強烈なメッセージとセンスを感じています。丑蔵さんの想いは時代が変わっても引き継いでいかなければなりません。

自分のルーツを知るということは、自分を知るということ。久しぶりに「スター・ウォーズ」シリーズを見直してみたくなりました。

ということで、最後までご覧いただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

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