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エンタメをエンタメとするのに覚悟がいる



終わります2022年が。

はやい。はやすぎる。

楽しんでいるコンテンツ各所で"まとめ"だとか"大会"だとか
【大きな○○】みたいなものが重なっていまして
年末だなーと感じることはもちろん感情の起伏が大きくなるときでもあります。
そしてそれを勢いそのまま全開放することが良くも悪くも出来なくなってきたのも確か。
ここ最近考えている事なんてずっと同じ道の上にあります。


毎年恒例の大きな大会が終わった。
ドラマ売りをするようになってどれくらい経つのだろうか。
大層なキャッチコピーとファイティングポーズをとった演者のポスター、舞台裏での真剣な表情を陰に落として、足元やすり合わせる手指をアップで映す。

あえてドラマ売りと書いたけれど、私はこの演出が好きでもある。
しっかり心打たれるシーンがあるし、純粋にかっこいいと思う。
けれど、同じくらい余計だなとも思う。

どれだけオモテでおちゃらけていてもウラでは真面目なんだぞというのはやはり野暮ではないか。と思う側の人である。
散々いろんな人が同じようなことを提示て、それでも支持するほうが勝っていたんだろう。
そしていつからかそれ自体笑うことがよろしくないみたいな風潮になっているなと思っているのは私だけだろうか。
あえての、みたいな、
それも含めて、みたいな
《いじる》ことが全て悪の世界。でき始めていないだろうか。
どうか考えすぎであってくれ。

毒舌だなんだと括られて、そこだけが独り歩きしてしまうと、勘違いしたバカが無闇矢鱈に調子に乗ることもあると思う。それはただ単にバカである。扱い方のわからないロボットの操縦席で、複数のボタンをあれもこれもと押すやつは人を殺しもするぞ。
けれど、少なくとも私はスポットライトの当たるあの場所に出てくる人等がそういう類のバカだと思ったことは一度もない。今回も例にもれず。

仮にたとえ1人がそうであったとしても、司令塔がそばにいるからやれているのであって。だから優勝者に送られるあの金ぴかのトロフィーは2人横に並んでいるんだと思うのだけれど。

笑いに昇華しているのはやっぱり、プロだからなんだろうなと思う。
程度もあるだろうが、私はとても笑えた。おもしろかった。

去年の同じ大会も、別の懸念があって直前までヒヤァとしていたけれどおもしろかった。
今年も純粋に楽しめた。
みんながみんな同じ意見になることなんてないし、必ず外野が騒ぎ出すけれど、だからこそいろんな形がうまれてブラッシュアップされていくんだろうな。
結果は結果であり、それは間違いなく該当者のものだ。
おめでとうございます。本当にとってもおもしろかったです。


最近はエンタメをエンタメとするのに覚悟がいるなと常々思っていたんだけれど、今も思っているんだけれど
シンプルに感じている方が良いよな。確実に。

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