初めて女王蜂のライブに行きました。

※セトリ等のネタバレはありません。




友だちがオーディション番組を見てハマったらしく、ライブに行きたい!アヴちゃんに会いたい!!となり
所謂ロックバンドのライブには行ったことがないからついてきて欲しいとのことでお誘いいただいた。私も初・生・女王蜂。
曲はそもそもデスコくらいしか知らず、話題になったファーストテイク、その他各主題歌等々を聴いたことがある程度で、割とまっさらに近い状態で行った。

感想としては、なんか、もう

え、すげーもん見た。

って感じでした。

ライブ中に水分は取らないだとか、MCなしだとか、お噂はかねがねって感じだったんだけれど
そもそもノンストップで、衣装替えのタイミングでさえマイクは手放さないその意志たるや、圧倒的フロントマン(ギャル)だったし
それにのまれ過ぎないバンドメンバーも凄すぎると思った。

今回はアイドルぁゔちだったので、また普段のライブとは一味違ったんでしょうが
一貫して女王蜂のつくるコンセプトで展開されていくんだなと思った。

ライブが始まると女王蜂の世界観に入っていくというより、1曲目が終わったときにはもう逃がさないようにされている気がしたというか
よく『1本の映画を見た気分だ』という感想があるけれど、それともまた違った没入感があった。
映画を見た時とかは、私は私ではなくなるというか、登場人物に感情移入だったりとかであくまでも"私"とは分けられた状態なのかなと思うけれど(我を忘れて見てた、みたいな)
どっちかというと私は私として明らかにその場にいて、私としての意志もあるのにその場から離れられない、逃げたいとも思わないという感覚がすごくて
そこで、「ああ、そうか」となるわけだ。

今回の表題曲、そしてツアータイトルを思い出す。
言い方がアレかもしれないけれど、"宗教会場に迷い込んだ"、という表現の方が個人的にしっくりくる。
え、すげーもん見た。

幕が閉じられ公演終了のアナウンスが流れて初めて、魅せられていたと自覚するんですよね、
始まる前に飲み干せなかった檸檬堂、残しておいてよかった。

あれだけ動くのに有線マイクなのとか、衣装へのこだわりとか、それこそライブの構成とか
初見の人間が数多の理由を探したくなるようなライブだった。すごい。かっこいい。

無事地獄の業火に焼かれたのでした。




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