個別株投資をやるのであればマネックス証券の「銘柄スカウター」はマストなツールだと思うのでおすすめの機能を紹介します
※この記事はマネックス証券の「銘柄スカウター」紹介記事です。もしまだ使ったことがないという人がいたらぜひ参考にしてください。
以前に「エレフォロ株探拡張」を紹介したら意外と好評いただけたので調子に乗って第二弾です。基本的にエレフォロ株探拡張とマネックス証券の2つが私のメインツールです。あとは決算短信とか決算説明書読んでます。
みなさんマネックス証券の口座を開設すれば「銘柄スカウター」が使えるということはご存知だと思うんですが、機能が多すぎてどれ使ったらいいんだってなるかもしれません。
「そもそも企業について調べるときどういうところを見ればいいの?」ということがわかっていると使い方も自然とわかって来ると思うので、合わせて紹介したいと思います。
マネックス証券のいいところ①:「過去10年間の推移」を通じて、企業の性格を見える化してくれること
マネックス証券の銘柄スカウターの前は、気になった企業についてまず決算短信を何年分も開いて過去の推移をExcelに打ち込んだりしてその推移をチェックしている人がいました。
でも、銘柄スカウターのおかげでそういう作業が全然不要になってるんですよね。重要な指標についてまず銘柄スカウターで確認して、どうしても気になることがあったら決算短信でチェックする、ということができるようになったんです。
つまり、初心者でも上級者のひとが当たり前のようにやってた分析の入り口に立てるようになったということです。
例1:今までチェックが難しかった設備投資額と減価償却もバッチリ
「伝説の編集長が教える。会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」という本ではこのようなことが書いてあります。
これについて、マネックス証券では「10年分」の推移を「グラフで人目でわかるように」見せてくれます。一度ここが重要だってわかったら、次から小さい文字をチェックしなくてもわかって便利ですよね。
これは、設備投資と減価償却費だけじゃないです。いろんなこうもくについてすべてこういう感じで「10年分」の推移を見せてくれるんです。この10年分というデータと、項目の多さがマネックス証券の凄さなんですね。
例2:四半期ごとの業績推移が可視化されてるのもありがたい
しかも、マネックス証券は、四季報では教えてくれない四半期ごとの業績推移もグラフで人目でわかるように見せてくれます。
例3:業績予想の修正履歴から総還元性向の推移まで重要なデータが1ボタンで見れる
もっというと業績予想の修正履歴までグラフにしてくれます。ここを見ていれば、例えばAbalanceってめちゃくちゃ保守的に数字出して、そこから株主総会と決算ごとに上方修正していく会社だってのがひとめでわかります。
こういう会社なので、通期決算でそんな飛び抜けた数字は出ないリスクが高いってひと目でわかったと思うんですよ。(にも関わらず6月30日のIRで、「次の決算では中期経営計画出すかも」って言ってた堀内さんはかなり罪深いと思います)
もともとAbalanceは堀内さんがやってくるまで投資家に対して塩対応の会社でした。なのに堀内さんが来たあとやたらリップサービス連発して株価上げていた。ここまでわかっていれば、堀内さんがやめたあとは逆風が来ること、IRが「投資家の期待などしったことか」という対応に戻るというリスクがわかったかもしれません。 そこまで知らなくても、銘柄スカウターがあればそういうリスクをちょっと防げるんですよ。
このように、「企業を分析するときにこういう項目が大事だよ」というのがわかったときに、それをお手軽に試せる。これはマネックス証券の口座がないと他ではなかなか同じことができないと思います。
マネックス証券のいいところ② 知識がないととっつきにくい「バランスシート」を可視化してくれている
これはマネックス証券だけの機能ではなくGMOクリック証券でも同じ機能があります。ただし、やはりこちらもマネックス証券のほうが性能がいいと思っています。
マネックス証券では、5年分のBSの推移をグラフで可視化してくれます。決算が出たら翌日にはすぐに反映されるのでスピードもすごいです。
コレを見ると、自己資本比率低いなーとか「流動負債多すぎるなー」ってのがひとめでわかりますよね。急成長企業とはいえ、おっそろしいBSしてやがります。
しかもこのBSについて「変動要因」というのも見せてくれます。
コレを見ますとあれだけ売上が上がってるのに売上債権が減ってて、棚卸資産がすごい増えてることがわかります。向上よりもパネルの余りのほうが多いんですね。さらに言えば流動負債が400億以上増えてる!こりゃ一体何なんだべ~と何も知らなくても怪しいところが見えてくるわけです。
なかなかすごいですよね。こういうのも今まで数字とにらめっこして自分で図にしたり脳内でイメージしないといけなかったんですが、自動で図にしてくれるせいでだいぶわかりやすくなりました。
もちろん、キャッシュフローの推移も確認できますよ
ライザップのときに「営業キャッシュフローがマイナスなのに利益が伸び続けてる企業は怪しい!」ってのはよく知られたと思いますが、それも今までチェックが大変でした。
他にも「利益の質」という意味で以下のような視点があります。気になる企業のキャッシュフローは大雑把でもいいから見ておきたいところ。
もちろんこの点でもマネックス証券は抜かりなしです!
売上と利益を見てるだけじゃダメだ!ってのは言われなくてもみんなわかってると思います。でも、今までそれをチェックするのが面倒だったんですよ!細かい数字見るのしんどいんですよ!
その面倒さをマネックス証券が解消してくれてるわけですから、個別株投資をやるなら使わない手がありません。「分析で勝負するなら」結構大事。最初はここで基礎固めてからじゃないと決算短信読んでもわからなかったり見落とすことが多いと思いますよ!
マネックス証券のいいところ③ そもそも企業概要がとても親切
ぶっちゃけみなさん、株探とか四季報の企業概要だけみてどういう会社かわかります?私はわかりません!なので、私は初見の企業ほどマネックス証券見ます。
またまたAbalanceですが、ちゃんと「旧リアルコム」まで書いてくれてるんですよね。元々何をやってた企業で、今何がメインであるかもわかるように書いてくれてるし、「~~と提携」みたいなここ最近のめぼしい変化の情報まで説明してくれてるんですよ。これも調べる手間を大きく減らしてくれます。
四季報を細かく見ればちゃんとこれらの情報はある程度わかるし、HPをチェックすればもちろんちゃんと書いてありますが、いちいち見るの大変じゃないですか。
Twitterで話題になってる企業に投資しようとしてる人ほど、この部分ちゃんとチェックしたほうが良いです。
マネックス証券の良いところ④ その企業のPERの適正値が人目でわかるので、割安割高判定が容易
これべるさんが言ってましたよね、「この業界」「この企業」のここ数年のPERの適正値分からないとダメだよって。
実際、PERの数値だけみててもダメで、「この企業にしてはこのPERは安い」ということがちゃんと判断できないといけないです。
これについて、四季報は過去3年の平均値を教えてくれるのでまずはこれで見てもいいでしょう。
マネックス証券はより長期間の推移を教えてくれます。しかも通期のときだけじゃなくて、リアルタイムでどう推移したかまで可視化してくれる!
「悪い決算が出たときでもこのくらいで下げ止まる」「良い決算がでれば最大ここまで行く」という判断ができるようになります。
さらに、PBRの推移まで見れます
市場平均との比較もしてくれる(理想は同業種だけでの比較ですが…)
PERだけで見ればAbalanceは超絶割安に見えるという人も多かったと思いますが、「4000円まで下がった今でさえ成長率がそこそこだと超絶割安とまでは言えない」というのがわかります。(もっとも成長率の高さを考えたら、話は変わってきますが)
至れり尽くせりで、配当利回りとの株価との関係性からEV/EBITDA比率と株価の関係性まで可視化してくれてますよ。このあたりはぜひご自身で試してみてください
他にも色々便利機能が揃っています。正直使わない手はないと思います
個人的に結構気に入っているのが、過去の決算説明書とか短信が一覧になってるところ。
会社によっては決算説明書などが非常に紛らわしいところにおいてたり、決算説明書と決算短信がわざわざ別の置き場所になってたり、中期経営計画書がまた別の場所に配置されていたりと、本当に使いにくい事が多いです。(カバー社さんとかカバー社さんとかね)
会社のHPでは公開してるけどEDINETに登録されてない(適宜開示として提出されていない)ケースとかもあって割りとめんどうくさいケースもあります。こういうふうに整理しておいていただけると助かります。
マネックス証券の銘柄スカウターを使ったことがないけど興味持ったという方は、ぜひこちらから口座登録お願いします
この記事はアフィ記事ですが、マネックス証券の銘柄スカウターに関して言えば、今までもアフィリエイト抜きで便利だよ!と紹介してきましたし、個別銘柄紹介記事で実際に毎回使ってます。
本当におすすめなので、ぜひ試しに使ってみてください。
「すでに口座はもってたけどあんまり使ったことなかった」という人にも参考になれば幸いです。