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核弾頭を喰らう2

「核弾頭が消えたってどういうことかしら」

麻田真実(まみ)が目の前でコーヒーを啜っている玉出の
アタマを小突きながら質問した。

「小突くなよ、ボケ」

玉出が真美の指を振り払いながら、
眉間に皺を寄せた。

「おまえ、スタバの女王って呼ばれてるらしいぞ」

阿保がそう言うと、

「あら、そんなにわたしキレイかしら」

真実が両手で頬を挟んで、顔を赤らめた。

「ちがう、スタバで何人ものむさくるしい

男たちをかしずかせて、コーヒーの代金を
その都度払わせてるから」

「なんだと、テメェ―っ」

真実が阿保の胸倉を掴んで揺さぶった。


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