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読書習慣、ふたたび

自粛生活は不便なことも多かったですが、良かったこともたくさんありました。
そのひとつに読書習慣が戻ったことがあります。

子どもの頃からじっと本を読んで過ごすことが大好きでした。
兄と歳が離れていたこと、家が商売をしていて忙しかったこと、
小さい頃は扁桃腺を腫らして熱を出して学校を休むことがたびたびあったこと、など私の時間を本が埋めてくれていたように思います。

母が読書好きという環境も大きく、「本代には糸目をつけない」という教育方針(本屋さんへ勝手に行ってツケで買うことを許されていた!)にも大変感謝しています。少し大きくなると母の本棚から漁ってはいろいろ読んでいました。松本清張ファンなのも母の本棚の影響。

しかし、SNSに手を出してからのここ8年ほど、多くの方がそう仰るように読書時間が減っていくのを明らかに感じていました。
とりわけTwitterがとても性にあっていて、そこで良いお友達も何人かできて一気に世界が広がるのを感じました。またお互いのことを顔も名前も知らずとも「好き」という共通項でさまざまなことを共有できる環境がとても心地よかったのです。

そうは言っても、SNSはそれなりにストレスフルなところもあり、楽しむ一方で疲れを感じる側面もありました(これについてはまたあらためて書きたいと思っています)。

そんな中、コロナがまだそこまで騒がれてない2月の頭に能町みね子さんの読書会に参加するために、能町さんの著書「結婚の奴」を読み始めたのです。これがとても面白くて2日ほどで一気に読んでしまいました。

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https://www.amazon.co.jp/結婚の奴-能町-みね子/dp/4582838219

ここから「読書エンジン」が動き出した気がします。
この状態で自粛生活に突入したので、それまで積読だった本だけでなく新しく購入もして、次々と手を出していきました。

また #7日間ブックカバーチャレンジ  がTwitterでもFacebookでも回ってきて、合計14冊ご紹介することであらためて自分が過去に読んだ本をあらためて読み直したりもしました。

何か心がざわつくことがあった時に、ここ数年は安易にSNSばかりに逃げ込んでいました(悪いことばかりではないですけどね)。
しかしその時のトピックの流れやトレンドによっては、別のことで余計に心をざわつかせる結果になることがあったのも事実です。

しかし本はその時の自分の心もちに応じて自分からジャンルを選んでいけます。これは大きい。
物語に没頭するもよし、エッセイで人の考え方に触れるもよし、ムック本で素敵な暮らしをなさってるかたの様子を垣間見るもよし、歴史もので一気に時空を超えるもよし。

新たに気づいたように書いてますが、本来こういう生活をしていたんですよね…子どもの頃からずっと。
またその生活に戻すことができたことは本当にこの自粛生活での良かった点です。

またおススメ本などもときどき挙げていければと思います。

#読書 #おうち時間を工夫で楽しく #私の自粛生活



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