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ミニマリストを捉えなおす

「ミニマリスト」「丁寧な暮らし」がブームになって久しい。私も節約の勉強をきっかけにミニマリストを知り、自分の持ち物を見直してきた。でも、どこか満足できなかったのだ。3年ほど自分なりにミニマリズムを追求してきたのだが、私自身ミニマリズムの捉え方を間違えていたからだ!その間違いとは、、、、

自分の感性で物を選ぶべし!

憧れのミニマリスト生活を実現したくて、買いなおしのタイミングで持ち物を見直していた。気づけば、私の持ち物の選択基準は、“憧れのミニマリストさんの選択基準”を丸パクリしていたことが、私にとっての間違いだった。

シンプルにしたければ持ち物は白で統一すべき。
持ち物の数は極限まで減らすべき。

など、ミニマリストさんは物へのこだわりを強く持っている。自分の“好き”を追及した結果だろう。私は、自分の“好き”への追及が足りていなかったことで満足しないミニマリスト生活を続けてしまった。

色、材質、持ち物にまつわる自分の想いなどは人それぞれ違うはず。物を購入するときの基準も、値段よりも生産過程や作り手の想いを意識して買う人だっているだろう。自分のこだわりポイントをしっかりとリストアップし、条件に見合わないものは買わないと決めていれば、物は増えすぎない。妥協して買って、後から買いなおすぐらいなら、一度自分の“好き”を徹底的に明確化していこう!

私服の制服化で焦るな!

ミニマリスト界隈では、同じ私服を複数持つことで服の選択肢を減らそうという考えを“私服の制服化”と呼んでいる。私もファッションセンスが乏しいので、私服の制服化にはすごく憧れていた。しかし、いざやってみると意外と難しかったのだ。

まず、時と場合によって着たい服が違う私にとっては同じ服だけを持つことは難しかった。仕事、スポーツジム、レストランでのランチ、ドライブやアウトドアの遊びなど、異なる場面で同じ服を着るのは私にとっては難しかった。

制服化したいと思うシンプルな服を見つけても、いざ着てみると、サイズ、素材、着心地などが満足しないこともあり、失敗を繰り返しながら、平日だけ白・黒のカットソーを制服化し、週末用の遊び服は別に持つことにした。

意外と困ったのが下着。服から透けたり、ずれたときに外に出てしまったり、服と下着の相性がいいものを探すのが大変だった。

私服の制服化を取り入れたいと考える場合に大切なことは、今すぐ入れ替えようとせず、今持っている服をいかに長く着るかということ。もちろん、服を持ちすぎているのであれば、必要最低限に見直すべきだが、今着ている服のどういったところが好きで長く着続けているかをしっかりと分析すべきだ。

「持ち物を減らす」より「足るを知る」を意識せよ!

節約目的でミニマリストに憧れた私は、不用品を処分することにこだわりすぎていた。もちろん、明らかに使わず放置しているものは手放すほうがいいが、“ミニマリストになる”よりも“今あるものを長く使う”ことのほうが余計な出費が増えなくてよい。

“捨てることより買わないこと”が意識で来たとき、今あるものをありがたく使いきることができる。買い替えのタイミングまでに自分の持ち物の選択基準をはっきりさせておくことが重要である。

おわりに

誰かの基準で持ち物を選択するのはやめよう。もしそうしてしまうのであれば、ミニマリストを目指すよりも、まずは自分の本音を追及するところから始めるべきだ。見栄をはってカッコいいミニマリストの持ち物をまねしてしまう前に、あなたの“見栄”を作った原因とじっくり向き合い、心を浄化していくのがいいだろう。過去の体験からあなたの喜び・悲しみにつながる要素を整理して、物選びの判断基準を作っていこう!!



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