宇陀松山夢街道
8月26日(土)は18:00より宇陀松山夢街道にてまちかどライヴに出演させて頂きました。暑くならないライヴを心がけているのですが、やっぱり力入りますね。宇陀松山の街並みは奈良県に3つある重要伝統的建造物群保存地区の一つで、国の史跡に指定されている宇陀松山城の城下町として、特に現代日本を代表する製薬会社の発祥の地としてよく知られています。
松山城の西側の地は古代は阿騎野と呼ばれた宮廷の狩猟場であり、それを描いた中山正實画伯の壁画「阿騎野の朝」に惹かれ今回事前に連絡させて頂き中央公民館にて鑑賞させて頂く事が出来ました。
この地区一帯にあんどんが照らされ、非常に優雅な街並み散策のイベントとなった訳ですが、中心部にある松山会館(明治36年建設、見事な改修です)では大宇陀ボランティアガイドの会さんによる大宇陀人物誌という地元にゆかりの歴史上の人物にスポットを当てた充実した展示が行われました。
俺の好きな…と思った天誅組の林豹吉郎師は松山出身でこの松山会館前と地区の最北にあたる慶恩寺に生誕の地の碑が立っております。
地区内に残る指定建造物は3件なのですが、奈良県指定文化財は山邊家住宅と万法寺さんの本堂(こちらは改修中)、市指定文化財は現在大宇陀歴史文化館「薬の館」となっている旧細川家住宅です。こちらこの日に限り夜間開館されておりましたが、入る方も残念ながら少なく、貸し切り状態でご案内頂きましたが、本当に名だたる製薬会社の発祥時代の看板や資料が一杯。近くの国指定史跡森野旧薬園(こちら現役の薬園で日本最古の民間の薬草園)には朝ドラの主人公牧野富太郎師も3回訪問された記録があるそうです。
地区外になりますが、今回も残念だったのが前回訪問した際にも土砂崩れで参拝不可能だった徳源寺に残る織田信雄ほか4代の供養塔です。お位牌は本堂にあり、見せていただけます。
このような素晴らしい文化財を維持され、素敵なイベントを企画されました地元の皆様の郷土愛あふれる素晴らしいイベントになりました。
是非素晴らしい街並みが残る宇陀市宇陀松山、ご訪問ください。