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技術力を生かしてビジネスを作る極意!【Vol.1】

今回のテックブログは、技術系から新規事業開発へとキャリアを築いてきた荻沼さんが、これまでの経験で得た知見を語る不定期連載の第一弾。初回は「市場の声に応える」「技術力を生かす」、両方のバランスを取りながらビジネスを作るコツについてです。

様々な事業創出を経験

朝日新聞社メディアラボの荻沼雅美です。1998年入社で、会社員の半分は技術系、半分は新規事業系のお仕事をしてきました。
社内新事業創出スキームの「STARTUP!」をはじめ、「朝日自分史」、「A-port」、「コンサル事業」などを立ち上げてきました。これらを立ち上げるときに、技術力も生かしました。
いまでは、「え!?荻沼さんって技術出身だったんですか?」と言われるほど、技術から離れてしまっています。
私のように技術系から新事業開発へキャリアチェンジした人材は、多くはないですが存在しています。
今回は、技術経験者がビジネスを作る時に意識していることを書いてみたいと思います。

技術とデザインのバランス

新事業開発の進め方は市販の本を読んでもらえば良いかと思いますが、ざっくり言うと私の場合は

①市場の声を聞く
②デザインする
③カタチにする
④カタチにしたものを修正し続ける

みたいな感じで進めてきました。結局は、カタチにするというところで技術力を使うんですよね。このカタチにする時の技術を知っていると、デザインの仕方も効率的になるのです。そして、市場の声を満たします。また、最初から上手くいくはずがないので、修正しやすい設計というのも意識する必要があります。

技術を知らないと、仮に良いデザインをしても、技術に落とし込むときに大変になります。
でも、技術を知っているだけではデザインが技術寄りになってしまい、市場の声とかけ離れてしまったりします。

新事業を作るときは、この辺りのバランスが難しいんですよね。どっちも、少しでも知ってると進めやすいんですよね。

新事業を作るために、技術力って必要?

そうですねえ。技術力があるに越したことはないですが、エンジニアのハートを知ってるって事が案外大事なのかも知れません。自分で作らなくても技術パートナーと一緒に作っていくわけですから、受発注のような関係ではなかなか上手くいきません。一緒に作っていくというのが大事だと思います。
そのためには一度、プログラミングやサーバー構築、アプリ開発、ラズパイで遊んでみるなど、体感することが大事です。

今後はそんな経験について、もう少し詳しく書いていってみようと思います!連載第2回目は8月ごろ更新予定。どうぞよろしくお願いいたします。
(朝日新聞社・荻沼雅美)