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「ついマウントをとってしまう」をやめる

 やめたら、ラクになった習慣ありませんか?
 満員電車での通勤、行きたくない会社の飲み会、ただ長いだけの会議、見栄の張り合い“映え”のSNS投稿、不要な付き合いや買い物……。
 実はやめても良かった習慣をリストアップした『心の疲れをとる事典』(監修/精神科医・西多昌規)。実際にやめようと思っても難しいものもあるかもしれませんが、思い切って自分の意識を変えるチャンスです! やめたらきっと楽になる、心の疲れをとってくれる習慣を同書より紹介します。第10回は「ついマウントをとってしまう」

ついマウントをとってしまう

 相手よりも優位に立ち、自分が上の立場であることを誇示しようとする「マウント、マウンティング」という言葉は、ここ数年で一気に広まりましたが、内容は仕事や年収、学歴、容姿、子どもの成績など、なんでもアリになっているようです。

 もしも、マウントをとることが快感になってしまっているとしたら、それは他人を見下すことで自分の不安を解消しようとしているのかもしれません。

 他人への競争意識に敏感で、承認欲求が強いタイプの人にありがちですが、実は自分に自信がなく、生活が充足していないからこそ、自分のほうが「上だ」というアピールに執拗にこだわってしまうのです。他人にマウントをとると、その一瞬は気持ちがいいかもしれませんが、相手にとっては不快なだけで、あとには友情も愛情も何も残りません。

 人間関係というものは、自分よりも上か下かで判断するものではありません。常に威圧的な態度では、豊かな人間関係の広がりはまったく期待できず、最後に待つのは孤独です。それを避けたければ、他者の心を思いやる想像力を持ちましょう。自分がされて嫌なことは、他人にしないこと。シンプルですが、それを心に刻んでください。

【point】
マウントの快感は一瞬で終わり。
相手への想像力を持つと優しくなれる。

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