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【映える!沖縄旅】フォロワー12万人超えの写真家・6151さんと沖縄のフォトスポットを巡る旅

 間もなくゴールデンウィーク。今年はどこを旅しますか? 朝日新聞出版から、今年も『&TRAVEL 沖縄 2025 【ハンディ版】』が発売になりました! 旅行シーズンを前に、2024年版「&TRAVEL 沖縄」に掲載された、フリーランス写真家・6151さんの沖縄photo tripを公開します。フォロワー数は12万人を超え、企業タイアップなどで全国を飛び回るかたわら、フォトワークショップの講師としても活躍中の6151さんが、フィルターを通して捉えた沖縄のフォトスポットとは?
(初出:AERA dot. 2023年4月1日)

『&TRAVEL 沖縄 2025 【ハンディ版】』(朝日新聞出版)
『&TRAVEL 沖縄 2025 【ハンディ版】』(朝日新聞出版)

【小高い丘の上にある秘密のレストラン】

BE NATURAL/「本日のおまかせランチ」は2200円。使っているカトラリーは購入することもできる。店内は「日の光の入り方がとても素敵」(6151さん)で、どこを撮っても絵になる(写真:6151)

 まず、6151さんが訪ねたのは、自然いっぱいの南部エリア。丘に登る細い道をたどっていくと、そこに、木々に囲まれた一軒家カフェを発見した。「BE NATURAL(ビーナチュラル)」と名付けられたカフェのメニューは、その時期に沖縄でとれる野菜や地魚をつかった「本日のおまかせランチ」2200円のみ。3週間ごとに内容が変わる一期一会の料理と共に、大きな窓から光がたっぷり注ぎ込む空間を楽しんで。

【全部欲しくなる!ここにしかない器たち】

一翠窯/使うと心が明るくなりそうな写真の角皿(小)は2300円から。6151さんは「どの子も主役になれるように」と真上から撮影した。工房は青、ショップは白が基調の建物になっている(写真:6151)

 西海岸エリアでは、陶芸家の高畑伸也氏が2005年に立ち上げた窯元「一翠窯(いっすいがま)」を訪ねた。工房兼売店では、一番大きなテーブルに色とりどりのかわいい器たちが並ぶ。やちむんの伝統的な釉薬に加え、色鮮やかな釉薬も使ったモダンなデザインが特徴で、どれも個性的。全部欲しくて、思わず身もだえるしそうになるほどだ。定番の角皿以外にも、マカイ(沖縄の言葉でお椀や丼のこと)や植木鉢、花瓶などが豊富にそろっている。

【きらめく海をひとり占めできる場所】

星野リゾート バンタカフェ/趣の異なる4つのエリアがあり、好きな場所でくつろぐことができる。透明なソーダにカラフルなジュレが浮かぶ「ぶくぶくジュレソーダ」(1000円)を是非(写真:6151)

 沖縄での宿泊は、沖縄の原風景が残る読谷村の美しい海岸に寄り添うように立つラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」。その館内もさることながら、併設の「星野リゾート バンタカフェ」に吸い寄せられた6151さん。ビーチに最も近い席「海のテラス」なら、波音と海風を浴びながら絶景をひとり占めできる。引き潮の時はまた違った景色を楽しむことができ、美しい夕日も必見だ。ここで写真を撮るなら、「風景とのコントラストを意識して、洋服の色を選んで」(6151さん)。そうすることで、人物の存在感が際立ち、物語を感じる仕上がりになるという。

【山原で見つけたツリーハウスが憧れすぎる!】

Treeful Treehouse Sustainable Resort/このツリーハウスはもちろん、リゾート内の随所に自然と共存する工夫がみられる。亜熱帯植物に囲まれて眠るのは、どんな気分だろう(写真:6151)

 日本で唯一のツリーハウスリゾートを山原で発見!このTreeful Treehouse Sustainable Resortには、「絵本の中でしか見られないと思っていた」と6151さんもときめきっぱなしだ。アカギの木の形を生かして沿うように造られたツリーハウスには泊まることもできて、まるで小説の中に入り込んだような気分になる。これは、まぎれもなく新感覚ステイ。冒険心をくすぐられながら6151さんが撮った一枚は、日の光が差し込んで、まるでスポットライトを当てたような一枚になった。

【ヤシの木とサンセットと。また来るね!】

ヤシの木ロード/空港に近いので帰り際に寄りたいところだが、名残惜しさが倍増するのは間違いない。サンセットはもちろんスカッと青空も美しい。タイミングが合えば飛行機も撮影できる(写真:6151)

 空港に近い豊崎都市緑地は「ヤシの木ロード」とも呼ばれる夕日の名所。地元の人たちにとっては、散歩コースでありランニングコースでもある憩いの場だが、まるでハワイのような光景が広がり、日没後のマジックアワーを狙ったら「空のグラデーションが美しすぎた!」と6151さん。「その時にしか見られない空」は、まさに旅の醍醐味(だいごみ)だ。空の色の移り変わりは、いつまででも眺めていられる。太陽が完全に沈むのを見届けて、旅を締めくくるのもいい。「また来るね!」と手を振って沖縄の地を後にした。

 ほかにも、70年代の古いホテルをリノベした「SPICE MOTEL OKINAWA」、ヴィンテージな雰囲気が漂う沖縄バーガーの「A&W 牧港店」、シーサーが迎えてくれる沖縄古民家のそば店「そば処 すーまぬめぇ」など、6151さんが切り取った沖縄は、なつかしくも新しいスポットばかり。そのまま各スポットをたどるもよし、自分なりのフォトスポットを探すもよし。それぞれの沖縄を楽しみたい。

(構成:生活・文化編集部 清永愛/『&TRAVEL 沖縄 2024【ハンディ版】』より)


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