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2024年1月の記事一覧

「在宅避難」に備える必須確認事項5項目とは? 盲点はトイレごみの保管方法

■家の中を「安全」な環境にしておく  自宅が安全でなければ在宅避難はできない。まずは室内の状態を整え、災害が起こっても安全に過ごせる環境を整える必要がある。家具は固定し、食器やインテリアなどが飛んで散乱しないよう、すべり止めを敷いておく。ガラスには飛散防止フィルムを貼っておきたい。 ■ライフラインの代替手段を準備しておく  災害時には多くの場合、ライフラインが断たれる。電気やガス、水道が止まった状態でも家族全員が1週間は過ごせるように、カセットコンロとカセットボンベ、ヘ

おいしい韓国料理8つのコツと「雨の日はチヂミ」「誕生日はわかめスープ」の理由を料理研究家キム・ナレさんに聞く

 韓国料理といえば、ニンニクを大量に使い、塩分も強め。ちょっとジャンクなイメージも付きまとう。キム・ナレさん自身も、最初に日本で料理教室を開いたときは、いわゆる定番レシピを教えていた。だが、やがて体調を崩し、料理教室を続けることができなくなってしまう。  そんなとき、生徒だったという人から、一通のメッセージが届く。 「先生の教室には行けなくなってしまったけれど、先生のレシピはわが家でずっと生きています。娘たちも先生のレシピをお母さんの味として覚えてくれるでしょう。そして娘

大規模災害での「在宅避難」 メリット・デメリットまとめ

■在宅避難のメリット  在宅避難の最大のメリットは、住み慣れた家でプライバシーを守りながら暮らせること。とくに赤ちゃんやペットなどがいる場合、泣き声などで周囲に気を使わずにすむ。普段と同じ環境で、人目を気にせずに過ごせる時間と場所があることは、在宅避難ならではのメリットだろう。  女性や子どもを狙った犯罪や置引などが起こりやすい避難所と比べると、防犯面でも安全だ。逆に空き巣を狙う人たちが増えるので、ベランダや庭先に洗濯物を干しておくなど、在宅であることをアピールしたい。一

きっかけは愛犬の「余命宣告」 犬ばか・孫ばかおばあちゃんの“手作り犬ごはん”レシピ大公開!

 スタンダードプードルの愛犬と孫をこよなく愛するおばあちゃん、「たまねぎ」さんは、インスタグラムのフォロワーは54万人超、Ameba公式トップブロガーにも認定された「わんこ界のトップインフルエンサー」だ。  ある日、愛犬の肝臓の数値が「とんでもないこと」になり、余命宣告を受けたことをきっかけに、調理師でAPNA(R)ペット食育指導士の資格を持つ友人tamakiさんの勧めで手作りごはんにトライしてみたというたまねぎさん。愛犬の体にいいことは何だってやる!という思いで続けた結果

【保存版】京都のスペシャリストが教える名店の和菓子10選 愛される老舗「あんこ」「本わらび餅」

 まずは、新旧が入り乱れる「あんこ」の6店から。 ◆かさぎ屋の「おはぎ」  1914(大正3)年創業のかさぎ屋は、あの竹久夢二も通ったとされる甘味処。提供するのは、注文ごとに仕上げる昔ながらの「おはぎ」だ。三色萩乃餅(700円)は、最高級の小豆・丹波大納言を使ったつぶあんとこしあん、きな粉の3種。二寧坂の石段の途中にあり、清水寺とセットで訪れたい。 ◆中村軒の「麦代(むぎて)餅」  中村軒は、かさぎ屋より30年ほど早い1883(明治16)年の創業。名物の「麦代(むぎて

目の前にゴミをポイ捨てされても黙って掃除を続ける 世界一清潔な空港の清掃人の矜持

 羽田空港ターミナルの清掃員として働き始めてすぐのことです。  お客様が私の目の前にゴミをぽいっと投げ捨てて行きました。すぐそばにゴミ箱があるにもかかわらず。「お前が拾って当然だ」という態度です。そう考えてすらいなかったかもしれません。  清掃員はまるで召し使いか透明人間。そんなふうに扱かう人は少なくありませんが、そのような仕打ちをされても、清掃員は何も言い返すことはできません。憤りの感情は飲み込んで、黙ってゴミを拾い、清掃を続けます。  父親は第2次世界大戦の時に中国

ギャンブル好きで貯金ゼロだった主婦がFPになって実践した「お金を貯めるための3つの準備」

「貯めるための準備」とは、ざっくり言うと「不安解消のための可視化」「買い物のためのルール作り」「何にお金を使いたいか優先順位を決める」の3本立てだ。 【貯めるための準備1】  不安解消のために可視化することとは…?  まずは、「不安解消のための可視化」から。何を可視化するのかと言えば、現状の資産。つまり、自分がいま現在、どれくらいのお金を持っているのか、ということだ。 「将来お金が足りるか不安」と感じている人には、預貯金など自分の資産がいくらあるか把握していない人が多い

誰も居ないコロナ禍の空港で、8年連続「清潔さ世界一」獲得の立役者である清掃人がはじめたこと

■誰もいない空港は怖いようなイメージ  1日に20万人ものお客様が訪れていた羽田空港から、人がいなくなりました。  コロナが始まった2020年。外国から飛んでくる飛行機が減っていき、羽田から海外へ飛ぶ飛行機もなくなりました。緊急事態宣言が出て、国内を移動する人もほとんどいなくなって、はじからはじまで誰もいない。でも空港は開けておかないといけないから、真っ暗ななかにポツポツと電気がついている。昼間でも薄暗くて、怖いようなイメージなんです。  私たちが出勤しても、お客様は誰