マガジンのカバー画像

ほんの記事

360
朝日新聞出版から発売されている本にまつわる記事です
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

クラシックを聞かせるより効果的! 子どもの心を安定させ、能力を伸ばす簡単な方法を元開成校長に聞く

赤ちゃんや幼い子どもと触れ合う経験がないまま親になる人が増えています。そのため、子育てに不安を抱えやすいといいます。 そんな不安にやさしく答えるのは、東大合格者数40年連続日本一の開成中学・高校の元校長で、現在北鎌倉女子学園学園長の柳沢幸雄さん。著書『男の子を伸ばす母親が10歳までにしていること』(2018年、朝日新聞出版)でも紹介した、子どもの心を安定させ、能力を伸ばす簡単な方法をお伝えします。  たとえば3歳の子どもなら3年間しか日本語を学んでいないわけで、幼稚園児にし

【マンガ】「父さんはバカになっちゃった。だから面倒みてね」認知症の父がかわいいと話題

 親が認知症になったら、どうなってしまうのだろう? そんな不安を抱いたことのある人もいるはず。イラストレーターのあさとひわさんが描いたコミックエッセイ『ねぼけノート 認知症はじめました』(朝日新聞出版)は、レビー小体型認知症と診断された父(当時78)を母と一緒に支える実話です。  認知症になったお父さんは、日付がわからなくなったり、同じことを何度も繰り返すようになったり、うまく歩けなくなったりしていきます。都内で一人暮らしをするあさとさんは、埼玉の実家に通ってお父さんを

元自衛隊メンタル教官が明かす 人間関係で悩んだ人がやりがちな“マズい行動”

「私たちは、人類史上、最も“人間関係”の悩みが多い時代を生きているのではないか、と感じています」と話すのは、元自衛隊メンタル教官で、現在はカウンセラーとしてさまざまなクライアントを支援している下園壮太さん。  たしかに、人間関係の苦しさから逃れられず、悩んでいる人はとても多い。原始時代に比べたら、基本的に衣食住に困らず、とても生きやすい環境にあるにもかかわらず、だ。  なぜ、現代人の私たちは、人間関係に苦しむのだろうか。著書『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(

失明、いじめ、長男との死別… 壮絶な人生を歩んだ盲目の先生が、いじめに苦しむ子どもたちに伝えたいこと

 2019年8月に『その苦しみは続かない―盲目の先生 命の授業―』(朝日新聞出版)を出版した岡山県立岡山盲学校の元教頭、竹内昌彦さんは、幼少期に失明し、壮絶ないじめを経験した。その後、最愛の長男との死別もあった。そんな竹内さんは、いじめに苦しむ子どもたちに「どんなことがあっても、死なずに生きてほしい」と説く。その理由とは? 竹内さんが本書で記したメッセージの一端を紹介する。(写真:竹内昌彦さん提供)  いま学校現場の課題の一つは「いじめ対策」である。いじめは昔からあったが、