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asaharuの独り言

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詩のようなもの を書いてます リアルだったり、妄想だったり、考えだったり、伝わるものもあれば、自分にしかわからない言葉の集まりみたいなものも書いていくと思います。 書き物はこうし…
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#詩のようなもの

テリトリー

テリトリー

砂利道は鋪装され道路に

田畑は駐車場に

駄菓子屋はただの一軒家に

広い空き地はスーパーに

商店街はシャッター街に

子供達は家の中に

見かけなくなったトンボ

感じなくなった草の香り

聞こえなくなった子供達の笑い声

僕の街は心の中 懐かしき少年期

久しぶりに会う友人

お互いの現状報告

酒も入れば話しも弾む

昔話に花が咲く

この街と共に育ってきた

街も変われば僕らも変わる

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アキレスと亀

アキレスと亀

季節は景色を変え 恋は日々を変え

心は空のように 今日の雲を作り出す

僕が幸せになる条件 それは君が幸せであること

ただそれだけを考える 他は望まず空をみる

無限に溢れる想いを 無限に消し去る作業

僕の心は走り続ける 僕の前には永遠の君

僕の名は アキレス

銀の花

銀の花

君の瞳にうつる全ては

僕には無いものが多い

魅力と絶望が入り交じり

僕の距離は伸び縮み

それでも僕は僕のままで

君の瞳にうつりたい

君は君のまま 僕は僕のまま

違うことが素晴らしい

共感だけでは成長は得られない

千年後にも錆びつかない

僕らが残した僕らとは

偽りなどいらない

真実の中に咲く銀の花

これが君なんだ これが僕なんだ

70憶もの人々の70憶もの特別が

世界に

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真夜中のドライブ

真夜中のドライブ

星に思いを語りたくて
冬の夜空を眺めに行く
光は黒でもない色に隠れ
小さな望みも押し潰す

願い事さえ許されない
そんな夜の一人旅

点灯するハザードランプ
好きな音楽とずれる光
内なる叫びも歌えやしない
溺れる心に藁を投げる

安らぎさえ許されない
そんな夜の一人旅

どれだけ待てばいいのだろう
どこまで行けばいいのだろう

少し見えた月が
また逃げてった

節電モードの自動販売機
暗がりの中の

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