麦わらの一味と共闘してくれて一番嬉しかったのがフォクシー海賊団だった話

 オタクの感情を言語化しようのコ~ナ~~。内容は記事タイトルの通り。ONE PIECE好きの方からしたらなんで? となると思う。自分もそう思うから。

 2020年4月頃の61巻無料キャンペーンでONE PIECEを初めてまともに読みハマり、この度の71巻無料キャンペーンで続きを読んでいきやはり追いかけるべきだと決心して最新刊まで駆け抜けたにわかオタクの雑感。好きなキャラクターはバルトロメオとスモーカー、カタクリです、よろしくお願いします。フォクシーじゃないのかよ。

 記事タイトルの感情を抱いたのは、無事最新刊まで追い付き以前から気になっていた映画『ONE PIECE STAMPEDE』を見た時です。クロコダイルやスモーカーでもなく、フォクシー達と共闘した時が一番興奮しました。別にフォクシー海賊団のことが好きだった訳でもないのに。だって「ONE PIECEで好きなキャラは?」と聞かれても、自分はフォクシーなんて選択肢に出てくることすら無いんですよ。ぶっちゃけこの映画を観るまではフォクシー達のことなんて覚えてはいたけど殊更に何かを考えることもなかった。このnote記事を書き終える頃には好きなキャラクターにフォクシーが名を連ねているかもしれない。連ねていないかもしれない。ちなみに誤解の無いように言っておきたいんですけど、ワポルに対しては別になんとも思いませんでした。無。

敵キャラと共闘する展開の熱さ

 シンプルに敵キャラと共闘する展開が大好きなんですよね、自分。

 ONE PIECEって言わずもがな大人気作品で長く続いてて、多彩な敵キャラクターも魅力の1つじゃないですか。多くのファンの中には敵キャラクターの○○が1番好きっていうのは決して珍しくないと思うんですよ。そしてONE PIECEという作品はキャラクター一人ひとりを大事にしてる。そのため本当に色んなファンに優しいんですよね。『過去キャラの再登場』『敵キャラとの共闘』が割と望みある作品なんですよ。実際インペルダウン編でのバギーやMr.3やボンちゃんとの協力はもうめちゃくちゃに興奮しました。ジャンプ本誌を買って読んでた時期なのもあって思い入れ深い。まあその時はONE PIECEの既刊を読んでなかったので雰囲気で読んでましたけど……。でもしっかり1巻から順を追って読んでいった時に良さがちゃんと伝わりましたので……許して……。

 閑話休題。スタンピードはとにかくオールスターお祭り作品なので、1つ1つの描写が薄くてもその分色んなキャラをカバーしてくれてるんですよね。その内のひとつがフォクシー海賊団。自分は、彼らのようなキャラクターが蔑ろにされず1海賊団・1戦士として扱われていたことが本当に嬉しかった。無視されてもおかしくない存在ではあるので……。

なぜフォクシー海賊団なのか

 細かい説明を羅列するのは他サイトにお任せするとして(説明はこの記事の本質ではないので)、まあ有り体に言えばネタキャラなんですよね。事実スタンピードでもギャグ要因の1人に収まってました。それはそう。

 でも「俺様に敵うと思っているのか?」と啖呵を切るオヤビン格好良くなかったですか? 腐っても悪魔の実の能力者ですからね、一般海兵には充分強いと思うんですよ……。一般海兵にノロノロビーム当ててから瞬殺されてほしかった気持ち。ギャグキャラが敵に立ち向かう展開大好き。いや本当に、なんだかんだルフィを苦しめたノロノロビームが味方側として炸裂する場面を見たかった。でも撃とうとする場面を描写されただけで間違いなく恵まれてる。だってワポルとか逃げてるだけでバクバクの実の能力使ってないですよね……?

 では、何故クロコダイルやスモーカー、ルッチ等の名だたるキャラ達ではなくフォクシー海賊団に興奮したのか? 答えは単純、想像できていなかったからです。決して逆張りなんかじゃない。

 だって、ぶっちゃけ強かった強敵たちとの共闘なんて絶対妄想するじゃないですか。でも誰がフォクシー海賊団との共闘をわざわざ妄想するんだよっていう。良い意味で予想の斜め上。だけど、自分のこの謎の喜びってフォクシー海賊団だからこそでもあると思うんですよね。

フォクシー海賊団の魅力

 別に元々好きとかではなかった。でも元々嫌いになれない奴らではあったんですよ。愉快な奴らだから。それとこれは完全に自分の性癖なんですけど、劇中で一切触れられないけどこいつらのこういう部分実は凄いよねっていう影の魅力や努力等が大好きなんです。なので誰にも見向きされないマイナーキャラとかすぐ好きになっちゃう。噛ませにされて終わる前年度チャンピオンとかそういうの。フォクシー海賊団にもそういう部分があることに気付いてしまった。

 種族の垣根無く全員が楽しそうに仲間をやっているとか、オヤビン何気に能力ちゃんと鍛える努力してるよねとか、そういうのです。いやだって、前者とかビッグマムの理想を体現しているし後者に至ってはただビームを出すだけの能力でビームソードとかやっちゃうんですよ。めっちゃ工夫と努力してるじゃん、それ。いや~~~本当こういう全く描写されていないけれど結果に努力が裏打ちされてるのマジでツボ。オヤビンは努力家。身体能力も自前だし。卑怯で狡い奴らではあるけど、まあそれは海賊としては正しいしな……劇中でもっと凶悪な奴らもいるしな……。

 悪魔の実の能力を鍛えるために凄い努力してるんだろうけど、劇中で一切触れられないのは例えばクラッカーとかもそう。手を叩けばビスケットが出るだけの能力であそこまで強くなるための努力を考えると、こう、めちゃくちゃ褒めたくなる。本当にこの手のキャラに弱い。努力するキャラ全員幸せになってくれ~~~!!!

 劇中で登場した海賊団の中で一番”好敵手”という肩書きが似合うような気もする。命の取り合いではないし、ゲーム感が強いので割と爽やかな読後感なんですよねデービーバックファイト編。悪友ですらない腐れ縁みたいな奇妙な距離感が良い。原作で再登場してくれないかな。なんとかしっかりとした共闘を観たい。


 と、まあそういう話でした。初めてのONE PIECE記事がこれでいいのか……??? まあ今は多様性の時代だしな……。フォクシー海賊団が準主役のアニメSPがあるらしいのでDVD借りてきて見ようと思います。

 あと本題とは全然関係ないんですけどスタンピードの主線が太い手描き風の作画がとても格好良くて好みでした。

 ONE PIECE、まじで面白いのでオススメです。

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