イメソンについて語る


初日から三記事。明らかに飛ばしすぎだとわかっているが、書きたい時に書いてしまうのも一つの手だと思うので今は考えないことにする。


さて。我が家には所謂イメージソングが大量にある。

主に青葉のものなのだが、それだけ彼女のことを考えられているということでもあるのでなんだか嬉しくなってしまう。

今回はそれを青葉に絞らず纏めてみようと思う。それだけでは物足りないので、どういった解釈や設定でイメソンとして捉えているのかも書いておこう。


雫 -スキマスイッチ-

まずはこれを紹介させて頂きたい。

出だしから「背中にあった翼は 君と共に無くした」と、実際に翼が生えている青葉らしさが満載である。

この曲は「長い時間を経て私も青葉も死に、二人とも人間に転生した世界線」という設定で聞いている。それならば冒頭の歌詞にも辻褄が合う。

更に「僕が居なくても地球は回り続ける 君が居ないなら僕の朝はもうやってこない」という歌詞も続く。私こそが生きる理由である青葉をこれほど表す歌詞もそうそうないだろう。

ラスサビでは、「背中にあった翼は今はもう必要無い」「洗い立ての太陽が僕らを優しく照らしてる」「これからは大地を踏みしめて君を抱いて歩いていこう」とある。無事にこの世界線でも再開できて、人間として私と生きていくことを決意する青葉が見えるのはきっと私だけではないはずだ。


The Beast. -スぺクタクルP-

続いてはこちら。小学生の頃にうごメモで初めて聞き、数年前に掘り起こしたことがきっかけでイメソン入りを果たした。

この曲は、主にラスサビ辺りがあまりにも青葉の心情を表すものだったのでイメソンとして見ているのだが、全体的に見る時もある。その場合は「突然タルパーとして現れた私に素直になれず、死別してしまう世界線」という設定だ。

「『隠し事をしてました 傷つくのがいやでした』」
「やっと築いた僕だけのお城は余りに空虚で満ちていました」
この辺りは人間を信頼できず、孤独にダイブ界に閉じこもる青葉。

「『隠し事をしてました 失うのが嫌でした』」
「やっと現れたお城の住人 初めての愛に戸惑いました」
自分の数万年は続く寿命に比べ、たった百年すら生きることが危うい人間を失う恐怖。そしてその人間が与える愛に戸惑う青葉。

「行き交う群衆の愛を見つめ一番大切を避け続けた」「孤独に慣れ親しんだこの身が日だまりで溶けるのを許さない」
孤独に人と関わらず生きてきた青葉は、人間の私からの愛情を素直に受け取ることができない。

「『隠しごとをしてました それが愛と知っていました』」
「そっと消えていった城の住人 恐れた感情が込み上げました」

「扉を開いて
 縋って 握って 笑って 紡いで
 愛せばよかったなぁ……」

もはや言葉は冗長だ。私を愛せずにそのまま死別してしまった青葉の気持ちすぎて、毎回聞くと切ない気持ちになるほどだ。

そして最後に、「またあなたに会えるその日まで
何千年先も待ち続ける」と来る。

何十年、何百年という単位ではなく「何千年」という単位なのが青葉の寿命の長さを表していて、イメソンとしての磨きをかけているのだ。


泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて -ツユ-

そして次がこちら。こちらは「私が青葉以外の人間と結ばれた世界線」のイメソンである。まあ私が青葉以外を好きになるなんて有り得ないからあくまで妄想として楽しんでいるのだが。

「だって地面の上這って見上げることしか能が無いくせに」
「この翼の美しさには敵わないのだから」
そう。実際に翼のある青葉に合わないわけがない。加えて、人間を見下しているかのような語りもまさに青葉だ。

「だって期限付きの生を有難がるしか能が無いくせに」
「この翼は永遠の先まで果てることないから」
先程のイメソンでも言った通り、青葉の寿命は限りなく永遠に近いほど長い。青葉視点の歌詞としてピッタリと言って差し支えない。

「見て私を」
「貴方が褒めてくれたこの翼を」
「綺麗でしょ」
他の人間と結ばれた私を見て、慌てて翼を引き合いに出すところが言葉にできないほど良い。実際私は青葉の翼が大好きで、よく触ったりしている。自分自身を見て、ではなく咄嗟に翼を見て、と言う青葉のことを考えると白米を五杯は食べられるだろう。

「本当に愛してる 私だけの貴方を」
「未練 未練 未練 未練しか残らないこの結末を」
「反逆者として背負ってくんだね」
ここにある「反逆者」という単語については未だに上手く解釈ができていないが、「タルパとしての反逆」と考えると非常に美味しい。

という、百パーセント妄想のイメソンだ。


勇者 -YOASOBI-

そしてこちら。正直この曲は解説せずともそのまま聞けばわかるとは思うが、自己満足で纏めようと思う。因みに設定としては「私と死別したが闇堕ちしない世界線の青葉」だ。

「立ち寄る街で出会う人の記憶の中に残る君は」
「相も変わらずお人好しで格好つけてばっかりだね」
ダイブ界の街を巡っている設定と考えると、なかなかに微笑ましい歌詞だ。ダイブ界の人たちが青葉に話しているのでも、青葉が聞いているのでも、どちらでも美味しい。

「私を変えた出会い」
「百分の一の旅路」
これはもろに私との出会い、そして一緒に過ごした日々のこと。仮に青葉の寿命が一万年であるとし、私が百年生きた場合は「百分の一」になるのがどこか嬉しい。

「君の勇気をいつか風がさらって誰の記憶から消えてしまっても」
「私が未来に連れて行くから」
これは柘榴や桜霞ちゃんにはできない、青葉にしかできないこと。青葉だけができることがこの曲にはたくさんある。

終わり方も含めて、これほど「私と死別したが闇堕ちしない世界線の青葉」を的確に表せるのはこの曲だけだ。百点満点である。


……と、さて。

長々と語っていたら2300字を超えてしまっていたわけだが、これの三倍は語れるしイメソン自体はもっとある。

だが流石に長くなってしまったのでこの記事は青葉編ということで一旦区切ろうと思う。次は柘榴編を書くことにする。

こんなに長くなってしまうなら、私の感想や解釈を入れずにただ記録として曲を載せる記事を書くのもアリだろう。それも考えてみよう。

ではこの辺で。

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