見出し画像

木更津高専受験対策

 


はじめに

木更津高専の掲示板の合格体験記欄を書き込んだら、全部消えました。
…(´;ω;`)
ということでノートを使って再度書き直します。参考になったら幸いです。

私について

第一志望学科は機械工学科です。
まず、学力について説明します。あくまでも私の学力なので、もちろん差はあると思いますが参考程度に…。
得意教科 国語、社会
苦手教科 数学、理科
見ての通りド文系です。なんで高専なん?ってのは機会があれば…。
また、3年間の総合評定は
(9科目、満点45点)
1年生 34
2年生 32
3年生 41      です。
ちなみに、定期テストの順位は140人中20~40位をウロウロしてました。
木更津高専の推薦基準にギリギリセーフで飛び込めましたが、内申点に換算すると(木更津高専方式です)たったの250~260。
過去の傾向を見ても間違いなく落ちます。
こうならないように、皆さんは1年生からコツコツと努力して、最低34くらいは取れるようにしましょう。
3年生だし間に合わねぇ!
成績悪すぎて挽回無理だ…!
そんな人たち、ご安心ください。
推薦受験の話に行く前にちょーっと寄り道して、成績低くても受かるシステムを紹介しましょう。

成績低くても大丈夫!

これを読んでいる人たちは、内申点が足りずに推薦が取れなかった、または推薦は取れたけど過去の傾向を見ても、推薦で受かる確率は低い…という悩みを持っていると思います。残酷な事を言うようですが、内申点が低いと推薦ではまず受かりません。
しかしご安心を!実は、成績を見逃してくれるとても優しい救済システムがあるんです。
それが、一般入試で木更津高専の設定する基準点以上の点数を取ることです。
木更津高専では、上記に当てはまるものに関しては、
「調査書の内申点に関わらず選抜とする」
と書いています。
残念ながらその基準点については詳しくわからないのですが、勉強さえきちんとすれば誰にでもチャンスはあるということです。ですので、推薦は受からないと信じて、五教科を偏りなくしっかり勉強しましょう。

出願上の注意点

推薦組は必ず「推薦で落ちたら一般で受ける」という欄にチェック入れてください。これチェックしないと一般受けられません。
また、一般を受ける人は第3志望学科まで選択できます。全部書いといたほうがいいです。そうすれば、第1志望落ちても他の学科が拾ってくれる場合があります。第2、第3志望学科は倍率が低そうな所を選びましょう。
私の代は異例で、いつも倍率が高い情報工学科、環境都市工学科ではなく電気電子、電子制御に人が多く集まりました。私は過去の傾向から電気電子、電子制御に人が少ないだろうと思って第2、第3志望をそこにしてしまい後から後悔しました。(迷ったら機械工学科です。倍率が大体低いです。)
郵送が間に合うギリギリまで出願せずに出願状況を見といたほうがいいかもしれません。
郵送に間に合わなくなっても自己責任ですが。

推薦入試の対策方法(試験、内申点)

もちろん、私は内申点が足りずに見事に落ちました。
これは私が悪いので何も言えません。
しかし、裏を返せば内申点さえ高ければほぼ受かるということです。もちろん、内申点が高くても素行が悪かったり、面接で何かやらかしてしまったり、試験の点数がすごく悪かったら当たり前ですが落ちます。
でも、そんな人ほんの一握りです。内申点が290~350の間、300超えていればほぼ受かると思っていいです。もちろん油断は禁物ですし、落ちる可能性もなくはないです。
しかし、内申点という持ち点があるだけでかなり有利になります。
実際、推薦入試の問題はめっっちゃ簡単です。数学がめっちゃ苦手な私でも
「…簡単じゃん」
ってツッコみかけたんですから、数学得意な人(たぶんほとんどですが)なら80,90点は堅いでしょう。
中学の定期テスト、いやそれ以下かも。そんくらい簡単です。数学の基礎と応用をしっかり勉強していれば絶対に7割は取れます
過去問ほぼ解けたら90点超えても全然おかしくないです。それくらい簡単です。
自信持ってください。
(※ちなみに、マークシートではありません。)

推薦入試の対策方法(面接)

面接は、ほぼお飾りです。一応人間性も見ると思います。ただ、色々普通の面接と違うので、注意点を紹介していきます。

ドアが勝手に閉まる問題

高専のドアは、引き戸です。ガラガラ~ってやるやつ。ただし、すぐに閉まります。
開いたら開きっぱなしではなく、すう…と勝手に閉まっていきます。ですので、一礼するときは片手で取手を支えて閉まらないようにしましょう。

カバン

また、もしかしたら私の学科だけかもしれませんが、カバン背負ったまま入ります。中で一旦置かなければいけませんが、焦らずにゆっくり落ち着きましょう。先生たちは急かしません。焦って失敗するのは勿体ないです。(私はこれでテンパりました。)

質問

みなさんが1番気になってるでしょう。
高専は、もちろん高校ではありません。専門学科を学ぶため、質問なども全く違います。
色々調べてまとめてみました。
「理系科目は得意ですか?」
「学寮に入ろうと思ってますか?」
「こんな事を学びますが、ついていけそうですか?」
「なぜこの学科を選びましたか?」
「普通高校ではなく高専を選んだ理由は?」
「高専に入ってやりたいことなどありますか?」
と…まあこんな感じです。
先生たちが知りたいのは
なぜ、普通の高校ではなく高専で学ぼうと思ったのか」です。
そこらへんをハッキリさせておきましょう。面接を舐めてはいけません。
緊張します、絶対。練習しといて損はないでしょう。メモに軽く話すことをまとめて、頭の中で順序立てて話す練習などもしましょう。本番は必ずと言っていいほど頭が真っ白になります。
高専の先生方は優しいので(たぶん)、待ってくれると思いますが、やはりハキハキとなめらかに話せたほうが印象は違います。
お飾りみたいなもんですが、対策はしっかりしましょう。

受験票持つ?持たない?

なぜか面接のときに受験票を出すように促される場合があります。
受験番号を言わせるためだと思いますが、可能ならあらかじめ覚えておくと慌てないで済むでしょう。

一般入試とその対策方法

一般入試は推薦と違ってかなりハードです。
しかし、勉強さえすれば誰にでもチャンスはあります
それが推薦組との違いです。
さて、勉強方法ですが…。

過去問、もちろん買ってますよね?
高専は普通の高校とは違います。したがって入試問題も変わってきますし、何よりマークシート式です。マークシートだから、と気を抜く人が居ますが、消去法で受かるわけがありません。ちゃんと勉強しましょう。
公立高校の入試問題を使ってもいいと思いますが、入試傾向は絶対に見といたほうがいいです。理科一つとっても、ややこしい問題や計算問題が多く、柔軟な思考が問われます。
教科ごとに対策を見ていきましょう。

国語


私は国語が得意なので、ノー勉で挑みました。しかし、恐らく理系の方が多いので、勉強法をド文系が直伝しましょう。
まず、漢字や文法。ほぼ消去法でいけます。
なにせ、理系の高校なので国語の基礎問題は簡単です。一応、同じ読みの漢字の区別くらいはつけられるようにしましょう。
あと、古典でます。古文?かな。「これはどういう意味か」というのがたまに出ます。少ないけど。
基本的な古文は軽くかじっておきましょう。
また、説明文と物語文ですが、焦らずにしっかり目を通しましょう。ややこしい言い回しが多いので、日常的に説明文に触れておきましょう。国語だと思って舐めてかかってはいけません。捨てる問題は5問程度に留めてください。

数学


過去問やりなさい。まじで。何十回も解いてください。参考書はアテになりません。高専の要と言っていいほど数学は大切です。わからないところは数学の先生に聞きましょう。一人で悩んだり数学アプリに頼るより先生や数学できる友達に頼れ。本当に。
また、配点。大問1が40点です。絶対に落とさないように。全て解けるようにしましょう。数学苦手…って人も大問1さえ全問正解すればいいんです。他の問題も少し正解すれば50は取れると思います。
それから数学はすごい難しいです。心折れます。私の代は見たこともない立体の体積を求める問題が出ました。解けるわけねぇだろ、とツッコミたくなるものがいっぱい出ます。
ですので、半分くらいしか解けなかった、と落ち込まないように。逆に半分も解ければすごいです。6割取れば十分です。
数学は勉強も大切ですが、メンタルを強く保ってください。

英語


簡単です。基礎的な単語と熟語さえやれば全然いけます。長文がややこしいので、線を引いたりして区別しましょう。でも5割は解けると思います。なぜなら作文がないから。文法は基礎的な勉強で十分です。
感覚的に文が読めれば全然大丈夫でしょう。
あと、何故か計算問題出ます。簡単で頭の体操レベルですが、時間がかかることもあるので気をつけてください。リスニングもないです。選択問題なのでほぼ消去法です。
文を読めて意味を理解できれば大丈夫でしょう。

理科


面倒な問題が多いです。あと2,3問訳分かんない問題でできます。そういう問題は捨てて大丈夫です。他の人もたぶん解けてませんし。
でも基礎はしっかり固めましょう。基礎できなかったら、当たり前ですが応用もできません。実験結果や、〇〇をしたらどうなるのかなど、紐づけて考えてください。理科の便覧(なければ教科書)が役に立ちます。
また、計算問題が必ず出ます。単位や、変換方法、公式をしっかり覚えてください。ややこしそうな問題もちゃんと読めば難しくないです。苦手意識を持たずに、問題と向き合いましょう。

社会


対比としては、地理:歴史:公民=2:2:1です。
全て用語と意味を理解しましょう。表やグラフが多いです。地域の特産品などはしっかり覚えてください。気候や人口など、特色を掴めるように。
歴史は戦国、江戸、明治、昭和頃がよく出ます。なぜならややこしいから。ですから、区別をしっかりつけましょう。江戸なら改革をした人の名前や、それによって何が起きたか。条約の中身も軽く覚えましょう。何が起きたが、全て紐で結べるように。
公民は法律内容などの中身や円高など、みんなの苦手分野を攻撃してきます。ノートや教科書を見返してください。暗記しましょう。中学時代のワークもフル活用してください。
社会は考える問題が多いです。時間配分に気をつけてください。

⚠注意点⚠


・木更津高専の点数の付け方は独特です。全科目の平均をそれぞれ割り出すので、偏りがないように苦手科目を克服してください。

・あとマークシートなのでズレないように気をつけて。解けなくて飛ばす場合、問題用紙に丸をつけて、マークシートも一問飛ばしたか確認してから次の問題へ。絶対に見直ししてください。一個ずれたら全部ダメになります。

シャーペンは原則禁止です。鉛筆と鉛筆削りは絶対に持っていってください。高専も貸してくれますが、限りがあります。なるべく持っていきましょう。

問題数が多いです。時間を見ながら進めてください。腕時計は忘れないように。

・昼食時間は勉強のチャンスです。5時間目は恐らく社会ですが、勉強したい人はカロリーメイトなどを持っていって勉強しましょう。1時間位あればかなり知識は入ります。でも食事はしっかり取ってくださいね。

合格発表


かなり混乱します。高専のホームページのお知らせのページを何回も更新してください。(サーバーがめっちゃ混むので)
メアドとパスワード入れて「はい合格です」なんて感じじゃないです。
合格者の受験番号がずらっと出てきます。(漫画か?)ちなみに学校の掲示もまったく同じ形式です。
大変だし緊張すると思いますが、探してください。

私の入試成績


開示したところ、Aランクで
(志望学科内で1〜10位以内)

国語 92点
社会 76点
数学 62点
理科 53点
英語 85点
で、平均して70くらいでした。
70〜80点を平均点に出来るようにしましょう。そうすればだいたい合格します。

おすすめの参考書


・中学英語ターゲット 英単語1800
                  英熟語400
・学参出版 国立高専過去問6年分
・教英出版 国立高専
      もっと!過去問シリーズ
中学の教科書、ノート、ワーク
(舐めてはいけない。基礎は全てここにある)
・先生、友達(人に聞くのが手っ取り早い)

最後に


長くて読みにくい駄文でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
m(_ _)m
高専は普通の高校と違いますが、それが楽しい点です。皆さんはいい選択をしました。
一足先に高専で待ってます。
皆さんが合格しますように…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?