見出し画像

英語の発音は単語を発音できるようになったら終わり?

先日発音矯正コースを修了した受講生の方がこんなことを言っていました。

「受講前は、単語の発音ができるようになったら発音は習得し終わるのだと思っていました。発音の全貌がわかっていなかったと思います」

そうなんですよね!
「単語」の発音ができるようになったら発音は終わりだという見方をしている方、多分結構多いのではないかと思います。

実際には、単語レベルで学んだことを文章でも再現できるようにトレーニングする必要があるし、むしろそちらの方が習得には時間がかかります。

その一方で、いわゆる市販の発音教材は、「音素(母音、子音)」と「単語」の発音を説明した本ばかりです。
文章で練習できる教材は、ほとんどないと言えるくらい少ないです。

で、発音のなかで割と売れている本というのが、どの本もだいたいこの「単語レベル」の発音に関する本だと思います。

単語レベルの発音は、文章に行く前に必ず必要だし、一番大事な基礎になるものです。
でも、それだけやってても、発音がよくなったという実感は得られないと思います。
結局、発音学習をしている人たちは、皆さん文章で発音がうまくできるようになりたいからです。

私自身もそうでしたが、そういう教材で自己学習していると、今やっている単語の発音学習と、実際に文章で正しく発音できるようになるという目標との「ギャップ」が無視できないくらい大きいことにある時気づいて絶望してしまうんですよね。

そして、発音を数か月かじったものの、結局挫折してしまう。
発音を自己学習する方に一番多いパターンだと思います。

しかも!
それだけ一生懸命独学で単語の発音学んでも、9割程度の人は何かしら課題があることがほとんどです。

私が「発音は独学が難しい」というのは、こういう根拠があってのものです。
実際、体験レッスンにいらっしゃる方たちを見ていると、独学で発音を習得するのが難しいものだという実感はますます高くなるばかりです。
「私だけじゃなかったんだな」と変に納得しました。

こういうこと言うと、自分の商品を売りたいだけなんじゃないかと思われるので正直いやなんですが、事実なので仕方ない(苦笑)
それに、別にうちで受けなくて構わないと思ってます。

実際、ご相談にいらした方や、発音以外の受講生にも、「独学は難しいけど別に他のスクールで受けてもいいと思いますよ~」と言ってます。
どうせ私も相談にいらした方全員を見ることはキャパ的にもできないし、発音を変えるという目的さえ達成できるのであれば、本当にどこで受講してもいいと思っているので……

参考になれば幸いです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?