頭の中で考えていることを綴りたい6 ~縦書きの効果~

「伝達の整理学」という本を読んでいる。

2020年7月30日にご逝去された、故 外山滋比古先生が書かれた本の一つである。

英文学者としての知見もさることながら、先生が主張される言葉一つ一つは、本当に示唆に富んでいる。

先生は日本語における「横書きテキスト」が視力低下に繋がることをずっと警鐘されてこられた。

ひらがな・漢字は、横線が多い字体であることが、その理由の一つであることを主張されている。横線型の字体の場合は、「縦書きテキスト」が妥当であると。

一方で、英語は縦線が多い字体であるから、「縦書きテキスト」での表記だと大変読みにくくなってしまうことも述べられている。確かに、英語はすべて「横書きテキスト」である。

ふと、スマートフォンで横書きテキストの本と、縦書きテキストの本をそれぞれ読んでみた。

明らかに、目を滑らせる速度が違うことが実感できる。

これは、「慣れてない」だけで、訓練すれば誰でも違和感を感じず同じスピードで読めるようになるのだろうか?

もしやすると、スマートフォンによる視力低下の一端も、この「横書きテキスト」が原因ともなっているのではなかろうか。

そんなことを考えながら、noteも縦書き表示とならないものかと、思案しながら、気の赴くままに言葉を認めておく。

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