短歌041

411.01
腕の中
まどろみながら
交わすキス
寝ぼけて聞いた
調理の音

412.01
二度寝して
朝食を
食べ逃す
空いた胃袋
夢で満たそう

413.01
誰だって
理想の人を
恋人に
ロリコンだって
いいじゃない!

414.01
メガネ拭く
そんな仕草に
ドキッとし
見える素顔に
惚れてまうやろ

415.01
雨降ると
はしゃぐ君が
泣いていて
何があったか
雷の音

416.01
秋の日に
紡ぐ我よと
休みの日
昼寝する
そんな予定を

417.01
三人の
交わす言葉と
信頼が
一糸乱れぬ
ダンスで魅せる

418.01
何がダメ
境界線が
そこにある
至らぬ俺は
いつも惜しくて

419.01
帰る道
お土産持参
喜ぶか
期待を胸に
何を言おうか

420.01
時の針
無慈悲に進む
均等に
夢を見ればと
働く日々に

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