短歌028

281.01
雪だるま 丸めて作る マスコット 僕の手袋 ピタリと合って


282.01
大寒波 冬将軍 名前付け 寒さの印 震える体


283.01
待っていて 缶コーヒーが 暖かく 飲み干しかけて 寒さに気付く


284.01
積もる雪 白銀世界 美しく 走り回った あの頃の冬

285.01
凍りつく 湖面の水が 神の道 創りたもうて 神は渡って


286.01
悴んで 赤い手をする 働き手 厳しい冬も 健気な心


287.01
寒い日に 街中歩く 白い息 タバコの様で 何か得意気


288.01
紡がれる 恋人達の クリスマス ラブストーリー 一人見上げて


289.01
暖かい 心の中の キャンドル みんなの心 灯すはサンタ


290.01
迫り来る 避難食の 期限切れ 年の瀬故か 処分せねば

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