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団体行動が苦手なわたしがオンラインサロンで学んだこと

・・・ここに告白します。

実は団体行動が大の苦手です。

そんなわたしが500名弱のメンバーがいるオンラインサロンにはいって局長になりました。集団が得意じゃなかったり、一人でいることが多いどこかのだれかにこの文章が届けばいいなとおもって書いています。だいじょうぶ、わたしもぼっちです!

【クラスのすみっこにいた10代の頃】

物心ついたあたりからいつもひとり。自分のペースが乱されたり、誰かに合わせるということが嫌いで「勝手に一人行動」していました。読書にはまったのも「自分のペースで読める」「自分だけの世界にいられる」からだと言っても過言ではありません。

・女子のグループ活動が苦手、ほぼ個別行動
・目的別の友人をもち、用事が済むと「解散」
・買い物もひとり、待つのも待たれるのも苦痛

親からも「あいつは自由にしておけ」認定を早々に受け、とくに干渉されることもなくすくすくと大きくなりました。

【オンラインサロンで経験した7つの「成長痛」】

そんなわたしが自分を変えたくてオンラインサロンに参加。熱量が高い人を一ヵ所に集めるとこんなことになるのね、という見本のようなサロン。立ち上げ期に関わって得たものは「成長痛」でした。

成長痛 その①「人が多すぎて覚えられなくなる」

手帳にみんなの名前を書いて、特徴やコメントなどを追加してひとりひとりを覚えようとしていましたが途中であっけなく断念。小学校の教師をしている同級生が「俺、もう一生分の人の名前をインプットしたよ、、、もうこれ以上は覚えられない」と以前話していたことを思い出しました。彼はかれこれ20年以上、毎年毎年生徒と親の名前を憶え続ける日々。いやあ、頭がさがる!わたしは覚えて30人が限度でした。

成長痛その②「コメント返しで時間が過ぎる」

Facebookでの投稿にコメントをもらってうれしかったのもつかの間。気が付けば関わるページやサイトやスレが増え、そこについたコメントにすべて回答していたらえんえん2時間ずっとコメント返しをしていたことも。どんな人が書いてくれたんだろうと、プロフィール欄まで飛んでいたことも原因です。大多数と関わったことがないからこその、まさかの誤算でした。

成長痛その③「睡眠時間が大幅に減る」

プロジェクトや新しいルールつくりも気負って自分で対応していたのですが、睡眠時間4時間が連続して2週間続きました。それまでは7時間前後だったので大幅な生活スタイルの変化です。朝型のライフスタイルに加え夜間帯での活動が増え、常に交感神経が働いていて「ナチュラル・ハイ」な状態でした。

成長痛その④「答えがわからなくなる」

母数が多い集団でひとしく意見を採用しようとしたら、まさかの正反対の意見が乱立。折衷案というか、中間意見でまとめていくかと思い条件整理をしていくと、最適解どころかどこにも解がなくなり途方に暮れる始末、、、世間でいうダイバーシティ(多様性)ってこれか!とひざを思いっきりたたくことが何度もありました。

成長痛その⑤「海外にいても常にオンライン」

海外一人旅中にもオンラインコミュニティのページにログインし、見逃している声がないか、対応中のクレーム案件はどうなっているか、グローバルWiFiのバッテリーを常に持参して進捗を確認しながら街歩きをしていたのも懐かしい思い出です。もはや世界の絶景よりも、都市の流行りよりも、わたしにはオンラインサロンでした。

成長痛その⑥「曜日感覚をなくす」

「人事局」(当時)の局長であったことで、非常にナイーブな相談を個人的にいただく機会が増えました。他言できず、かつ緊急性が高く、ホットラインのようなやり取りを重ねているとあっという間に時は過ぎ、「ああ、今日は何曜日だっけ?」とゴミ出しの日にちすら間違えるようになりました。

【転機はいきなり訪れました】

これまでずっと「個人行動」という名のもとに避けてきた「意見のぶつかりあいや建設的な批判をする」や「たくさんの人と関係をつくる」「自分だけでなくメンバー、チームの生産性をあげる」という課題にぶちあたり、友人とのやりとりはおろか、下手すると家族とろくに会話もないまま四六時中オンラインサロンのことを考え、書き込みをする日々。

このままだとヤバいな、という自覚はありました。

とはいえ解決策をさぐるでもなく、とにかく手を動かす日々のなかで転機はいきなり訪れました。

あれ?

楽になってる。

早起きが趣味のわたし、だいたい4時に起きてあれこれしてるのですが、5時に完全に手持無沙汰になってしまいました。日中のスキマ時間でのオンライン活動も合計30分程度。調整ややり取り10分の一以下にに減っていました。

いったい何が起きたのか、最終章に続きます。

【オンラインサロンで人生が変わった】

楽になった理由はいたってシンプル、「得意なメンバーに任せる」こと。

システム構築や、ルール整備、コミュニケーションづくりの達人がメンバーの中にいることがわかり「たすけてほしい」とヘルプをだしたところみな快諾。役に立ちたい!コミットしたい!とむしろ熱く身を乗り出して関わってくれました。

しかもわたしなんかがやるより何倍も素晴らしいアウトプットをたたき出してくれ、ああ、もっとはやく頼めばよかったとおもいました。自分ひとりで辛かったからこそ、各自の行動のありがたさに心から感謝しました。

わたし個人のスキルもキャパシティも圧倒的にあがりました。「慣れ」もさることながら、「集合知」としてメンバーから便利ツールやハック術を教えられ吸収できたことと、場数を踏んだぶんだけ、痛みを感じたぶんだけ、技術も精神的タフさも増しました。

一人が好きな人ほど、オンライン/オフライン問わず、コミュニティに属したほうがいい。ひとりで抱え込む悪い癖がなくなるし、勝手に設定した限界の「先の世界」、自分だけではいけないステージに行けるからです。

成長痛を味わった後に得られるのは「圧倒的な成果と大事な仲間」でした。

相変わらず団体行動は苦手ですが(笑)、それでもわたしは集団で「成長痛」を感じながら、自分、そしてメンバーと一緒に新しいものをこれからも生み出していきます。40代のわたしが成長できるんですよ!もはやオンラインコミュニティには希望しか感じません。

NO PAIN, NO GAIN精神でがんばります!

トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。