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ユヤックストバビックス vol.29 ~愛しきハーモニー~

2021.2.13(土)、浅岡雄也さんと馬場一嘉さんからなるユニット、ユヤックストバビックスのライブvol.29が開催された。
(開催の経緯は、uyax.jp内のお知らせにあるので下記にリンクを貼ります)

https://uyax.jp/?p=2037


今回は、ゲストにチェロ奏者斎藤孝太郎さんを迎えてとのことなので、どんなライブになるのだろうとわくわくしながら、アーカイブの視聴を開始した。


今回の【セットリスト】は、こんな感じだった。
(ユヤバビオリジナルについてはタイトルを間違えているかもしれません。指摘あれば訂正します)

1.Tiny world
2.YELL
3.メビフォエバ
4.タイムカプセル
5.St.Valentine's Dayの戯言
6.酒と旅と日々の歌
7.君の翼で
8.ロンドン1(斎藤孝太郎さんソロ)
9.キミトイツマデモ
10.星降る夜に
11.Be wind

アンコール
1.星のかけらを探しにいこう
2.キミガセカイヲカエテユク
3.音楽は止まない


この中から特に印象的だった曲について感想を書いてみる。


7曲目『君の翼で』
マイクを通さない生歌と生音。
浅岡さんのギターと孝太郎さんのチェロが奏でる音楽。期待と興奮の混じる心と耳で、その始まりを待った。
浅岡さんのギターは強めだったけれど、寄り添う孝太郎さんのチェロの音色が全体の雰囲気を柔らかくしていた。
サビ後の間奏のメロディーがとても素晴らしかった。終わったあとの何とも言えない気持ち。ほぉぅと息がもれる。
この曲を知らなかった孝太郎さんが即興で合わせたこのアレンジのCDを欲しいと思ったが、これは一期一会。この日だけの特別な音楽。


9曲目『キミトイツマデモ』
馬場一嘉さんのアコギと孝太郎さんのチェロというアコースティック編成が、浅岡さんの歌を優しくしていた。特にAメロの歌い方にはきゅんとなった。
サビは歌にやや力が入っているように聞こえた。マイクの関係だろうか? トーンを下げるとまた違った雰囲気になったかもしれない。(あくまでも私見である)


10曲目『星降る夜に』
チェロの音色が加わったことで切なさが増して胸にぐっときた。同時に、愛しさが溢れてきて、何かをぎゅっと抱きしめたくなった。
最後の一音、一語まで綺麗だった。
大好きな曲が美しくなっていくのを目の前で見られるのは、幸せこの上ない。


…………………………………… 追記 ……………………………………………


5曲目の『St.Valentine's Dayの戯言』では、馬場さんの情熱的なギターが、私をスペインのバルへと連れて行ってくれたよう、そして、
8曲目の『ロンドン1』では、孝太郎さんの奏でる重厚な音色が、メインストリートではなく路地裏の古い町並みへと誘ってくれたような気がした。



楽器というのは、不思議な魅力がある。
力強くも優しくもなる。
聞く者の胸に様々な感情をもたらす。

それは、歌も同じ。



技術の素晴らしさだけではない。
アーティストの心と心の共演が創りだす色彩(けしき)は、観るものを魅了する。


この日、美しく楽しい世界を魅せてくれた、
浅岡雄也さん、馬場一嘉さん、斎藤孝太郎さんに、この場をかりて、ありがとうを伝えたい。



楽曲というのは面白いもので、同じ曲でも受ける印象ががらりと変わる。
歌い方、アレンジ、演奏者の違いも大きいが、聞き手であるこちらの置かれている環境や、そのときの心理状態によっても変わる。



一人の人間でもそうなのだから、リスナーが100人いれば、100通りの受け取りかたがあるだろう。

ここに書いたのは、配信ライブを一度観たあとの私の感想である。
人とは異なるかもしれない。
次に観たときには違った受け取りかたをするかもしれない。

でも、それでいいのだろう。

それが、音を楽しむということだろうから。


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