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FP2級合格とこれからのこと


6月30日、5月に受けた2級ファイナンシャル・プランニング技能検定の結果発表がありました。

受検番号を照会したところ、合格していました。

今年の目標を一つ達成できました。



《2021年11月、FP講座を申し込む》

2級の受検資格は、
①AFP認定研修の受講修了者
②3級FP技能検定合格者
③2年以上の実務経験者
④厚労省認定金融渉外技能審査3級合格者
の、どれかになります。

FP検定は初めての受検になりますが、3級からの受検は考えていませんでした。

実務経験がないので、受検するには①のAFP認定研修を受ける必要がありました。

大学でFPコースを選択して認定研修を受けることもできたのですが、それだと受検資格を得るのが再来年になります。早く資格を取得したかったので、通信で学べないかネットで調べると、よく聞く名前から初見まで多くの予備校が実施していることがわかりました。

その中から、口コミやパンフレットを参考にフォーサイトという予備校に決めました。一番の決め手は75%という合格率の高さでした。

教材が届いたのが昨年11月中旬でした。段ボールにぎっしり詰まったテキスト類に圧倒されましたが、スタートから萎えてもいられません。

認定研修は用意されているカリキュラムをこなすだけでなく、提案書を提出して100点中60点以上を取らなければ修了証がもらえません。

提出にも期限があり、2021年5月の受検を目指すには3月中旬までに出さなければいけませんでした。
(申込から1年以内の提出ならば採点はしてもらえるとのことでした)


《12月、提案書作成に取りかかる》11月~1月中旬

受講ガイドや合格体験記を読むと、提案書作成は早めに取りかかったほうが良いことが分かりました。FP総論と提案書作成サポートガイドブックを読み終えたら作成し始め、同時に各課目の講義を聞くという形がベストのようです。

12月中旬に2冊を読み終わり、提案書作成に入りました。ガイドブックがあるとはいえ、課題として出されている事例とは異なります。具体的な金額は自分で計算します。相談内容に対する提案のための資料さがしや知識が不足している部分はネットで検索しました。それらを自分の言葉でまとめていきました。

相談者のライフプラン実現に向けた提案ができるよう、事例問題ではあるけれど実際の場面を想像しながら作成していきました。キャッシュフロー表や住宅ローン返済表は何度も作り直しました。
提案書は難しい言葉を並べるのではなく、分かりやすさを意識して書きました。これでいいのかと悩んではやり直し、チェックしてまたやり直しのくり返しでした。

読んだテキスト
√ FP総論
√ 提案書作成サポートガイドブック

印刷・製本し完成したのは1月中旬でした。1ヶ月かかったのは予想通りでした。提案書の41ページという枚数は多かったのか普通だったのかは分かりません。


《大学とFP検定の勉強》1月中旬~3月上旬

予備校へ郵送して結果を待っている間に、残りのテキストを読んで過去問演習に取りかかります。

しかし、1月の最終週に大学の科目認定試験を控えていました。一週間以内に申請した4科目を受けなければいけません。不確かな点もあったのでテキストを再読してから受けました。試験を1日で終わらせて、FP2級に専念しようと思いました。

ところが今度は、4月の科目認定試験を受けるためのレポート提出の締め切りが近づいていました。
期限は3月17日。4科目受験する予定でテキストを読み、レポートを提出し終わったのは3月上旬でした。

読んだテキスト
√ ライフプランニングと資金計画
√ タックスプランニング

解いた過去問
なし

大学の勉強をしているときに予備校から小さな封筒が届きました。開けると、AFP認定研修修了証明書が入っていました。
点数は教えてもらえないですが合格でした。
証明書は大判のものを想像していたので、 開けるまでは再提出の通知かと思ってドキドキしました。
これで5月試験の受検資格を得られました。


《おしりに火がついた》3月上旬~試験前日

大学のレポートを提出し終わった時点でテキスト4冊、過去問10冊が手つかずで残っていました。
焦りましたが、とにかく残りのテキストを読んで覚えることにしました。通勤電車の中、始業までの時間などのすき間時間を利用したり、寝る前に少しだけ机に向かうなどして勉強を進めていきました。

FPの勉強は初めてなので、理解するのに時間がかかります。ただ他の資格で勉強した内容もあったので、そこは確認という形にできたので少しだけ楽でした。

読んだテキスト
√ リスク管理
√ 金融資産運用

解いた過去問
なし

4月に入ってもまだ読んでいないテキストがありました。4月には大学の試験とオンライン授業があります。その準備に時間がかかってしまい、どんどんスケジュールがずれていきました。

過去問に取りかかったのはGWに入ってからと、かなり遅いです(遅すぎるくらいです)。20日で10冊、2日で一冊を終わらせないと間に合いません。

試験直前の1週間には仕事の締日が含まれていたので、忙しさも倍でした。睡眠時間を削るという無茶もしました。それでも時間が足りず最後の一冊は途中までしかできませんでした。後悔先に立たず…

読んだテキスト
√ 不動産
√ 相続、事業承継

解いた過去問
√ 学科 6冊
√ 実技 3.5冊


《いよいよ試験本番》

5月23日(日曜日)、天気は快晴。気分はもやもや。
受検会場である大学まで電車とバスを乗り継ぎ、開始50分前に着きました。試験場が開くまで、某出版社が出している問題集に付いていたまとめ集で最終確認をしました。

10時、学科試験開始です。
60問120分。わかる問題は1分ほどで解答し、悩む問題は後回しにし、とにかく解き進めていきました。
20分ほど残して全て解答しました。マークミスが無いかを確認していたら、一問マークし忘れていることに気づき慌てて問題に戻りました。
焦りました。やはり最後の見直しは大事です。

1時間半の休憩をはさんで、午後からは実技試験。
マークシートではなく、解答を記述する方式です。
40問90分。◯と✕、記号、数字の書き間違い、単位(円と万円)に注意して解答していきました。90分ぎりぎりまでかかってしまい、見直しができませんでした。書き損じがないことを祈るのみ…

終わったときは放心状態でした。
その日の帰りは、心に靄がかかり、ぼんやり薄暗い中をとぼとぼ歩いている感じでした。

翌日、FP協会から模範解答が発表されました。
学科、実技ともに6割取れていれば合格です。
一方のみの科目合格もあります。
自己採点では合格圏内に入っていました。確定ではないですが、少し安心しました。


《結果発表日を迎えて》

6/30、お昼休みに協会HPで合格を確認しました。

受検番号、氏名、生年月日を入力してログインをクリックすると、「該当がありません」と表示されました。受検したことになっていない?と顔面蒼白になりながら再入力しました。完全合格という文字を見たときはホッとしました。

予備校の教材で特に良かったのは過去問です。
過去4年分のうち、AランクとBランクを中心に構成されていました。一単元6~8問と似たような問題を続けて解くことで知識の定着が図れました。間違えた問題で知識を補うことができました。
何より、解けたことで自信がつきました。
Cランク、Dランク問題が少なかったのも良かったです。細かい論点に手を広げずにすみました。

問題は◯✕で終わらせず、選択肢のどこが間違っているのか説明できるようにしました。それをノートに書いていければ良かったのですが、時間がなくてそこまでは出来ませんでした。

本試験では過去問と似たような選択肢があり、正解を導き出せたり、絞り込みができたりしました。
過去問は最良のテキストだと言われますが、本当にその通りだと思います。

今回、全課目のテキストを読み終わってから過去問に取りかかったため、直前に一回転のみというぎりぎりの状態で本番に臨むことになりました。テキストと過去問をセットにしなかったこと、途中で計画と学習の見直しをしなかったことが原因なので、これは今後の反省点です。

提案書作成にあたっては、フォーサイトのキャッシュフロー表とグラフのテンプレートがとても役に立ちました。具体的な計算は自分でしなければいけませんが、表に入力すればグラフも出来上がります。ゼロからの作成でなかったことで時間の短縮に繋がりました。

合格カードという単語帳のような教材は持ち運びに便利でした。テキストを開きにくいとき、前の課目に戻って確認したいときなど、このカードを使って勉強しました。

フォーサイトの教材の他に、TACの「スッキリわかるFP2級+AFP」というテキストを買いました。
予備校のテキストは一課目1冊、合計6冊ありました。自分なりのまとめノートを作っていなかったので、どうしようかと思っていたところ、書店でTACのテキストを見つけました。頻出論点がコンパクトにまとまっており、一冊で全課目(学科・実技)網羅してありました。試験会場には、このテキストを持っていきました。直前に見ていたのはTACの“直前つめこみノート”というものです。


《これからのこと》

近いうちに、AFP登録申請をします。

そしてCFP・FP1級を目指します。

CFPはかなり難しい試験だと聞きました。試験は6課目ありますが、一度の受検での全課目合格は7%くらいだそうです。でも課目合格制度があり、有効期間もないので何課目かに分けて受検する方が多いようです。2週ある日程のうち1週目はオンライン授業があり受検できないため、今年は3課目のみ受検します。

学習方法をFP協会の公式テキストと過去問を使った独学にするか、予備校の講座を受けるかで迷いました。どちらが自分に合っているかを考えて、予備校の講座を申し込みました。
始めるなら早いほうがいいと思ったので、見切り発車でしたが、結果が分かる前の6月中旬に申し込みました。テキストも届きました。


正直どうなるか分かりません。
あれもこれもといっぱいになって余裕を失くすかもしれません。
もうだめだと思うことがあるかもしれません。

それでも、


いま気持ちが向いているほうへ進んでいきたいと思います。




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