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関わる、ということ

フリーランスになって5年目。そろそろ組織で働くことから解放されたかというと、どうやらそうでもない。例えば平日の昼間、何もせずボンヤリと映画を見たりしていると、時に身体の中をほんの微かな焦りのような何かが走る。平日昼間は働くもの…という縛りがまだ自分の中にあるのだろう。さらに、土日も仕事を“したく”なる。何か仕事(らしきこと)をしていれば安心できるのかもしれない。

外部の人とのアポイントや訪問がなければひとり自宅で仕事をすればいいのだが、どうしても自宅で仕事ができない。というか、したくないのだ。必ず、といっていいほど近くのスターバックスに行く。そこで仕事をしている。アポイントがある日でも朝だけスターバックスなどほぼ毎日行っている。こうなると一方的に自分のオフィスのように使っているようなものだ。

結局(おそらく)、ひとりが耐えられないのではないだろうか。この世界の片隅で、小さな古いマンションの一室でひとりいることが寂しくてしかたないのだ。たぶん。

そんなカフェなどにいるとき、しばしば近くの席に子ども連れの方が座ることがある。特にまだおんぶや抱っこ状態の幼い子の時なのだが、その子と目を合わせてニッコリ微笑んだり、(親から見えないように…笑)小さく手を振ってみたりする。単に“かわいいな”ということだけではなく、たぶん、誰かと関わりたいのだろう。それも意にそぐわない反応の少ない相手と。

人と関わること。
もっと持続可能な状態を自らつくったほうがいいのだろうけど。

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