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辻村七子先生『僕たちの幕が上がる』とても燃えるのでオススメさせていただきたい話と奇跡が起きた話。

奇跡って……起こるんだ……!
という話をさせて!ください!!

十月某日、ポプラ社さんへ打ち合わせにお邪魔していたわたくし。
そろそろ次の場所へ移動しようか、と、廊下へ出たときに、
宣伝ご担当のKさんが、おっしゃったのです。

「今、となりのお部屋に辻村先生がいらっしゃるんですよ~」

!?!?!?!?!?
辻村先生! 辻村七子先生!!

いやリチャードさんガチ勢としては、
辻村先生がポプラさんのピュアフルさんでご新刊出されるのはもちのろんでチェック済でしたけれども……!!

おられるのですか、そこに、おられるのですか……!!
辻村先生が!!!

動揺する私に、お優しいKさんは「ご挨拶されますか?」とおっしゃってくださったんですけども、そんな畏れ多くて心臓飛びだしますのでとご遠慮申し上げたところ、お見本を!くださって!!

『僕たちの幕が上がる』

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(表紙カッコイイ!!)
ヤハー!!となっていたところに、
ちょうどお打合せを終えられた先生ご本人が、廊下に出ていらして……!!

アーーーー!! すてきなお方ー!と挙動不審になってソワソワ盗み見してしまった私(大変失礼いたしました)、結局ご挨拶させていただく流れを頂戴してしまい(Kさん、ピュアフルさま、ありがとうございました……!)、

なんかもっとちゃんとご感想伝えたいのに、好きです、あああ、好きです、あああ、くらいしか言葉が出てこなくて(日頃引きこもりの副作用)

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しかも先生、サインを、くだすった……!
神はお優しくていらっしゃった……!!

辻村先生、ありがとうございました……!!!
家宝に、家宝にさせていただきます……!!!!! アーーーー!!!

奇跡……そして辻村先生、みなさんのお優しさに……、感謝、感謝でございます……。

そんなこんなで、さっそく拝読しました、
\\ 『僕たちの幕が上がる』 (ポプラ文庫ピュアフル)//

 演劇の舞台を熱い想いで創り上げていく、その一部始終を目の当たりにできるお話でした。途中でページを止められず、文字通りの一気読み。

舞台にかぎらず、何かを「創る」のがお好きな方には、ほんとにお読みいただきたい! 主人公の勝くんカイトくん、青年コンビのほかにも、いろんな世代、いろんな立場の登場人物が、生き生きと舞台の為に駆けずり回っているのですが、彼らの一人一人の心情に、「創作人生」がぜんぶが詰まっているなぁと……、ほんとに、ほろり……涙が。

 どこまでも頑張り続けてくれる勝くん。
 クールで掴みどころがないと思っていたけれど、繊細で重たい過去を抱えている、それでも真っ直ぐすぎるカイトくん。
 役者さんのセンパイたちも、めちゃくちゃにカッコよくて!!

 勝くんとカイトくんを応援しながら、舞台が創り上げられていくのを見守るうちに、自分も一緒に舞台のスタッフになった気持ちで、ドキドキしながらページをめくりました(というより、途中からページをめくるという概念が抜けて、ひたすら世界の中に没入して、ふたりの姿を見守っていました)。

一冊の中に、ぎゅぎゅっと詰め込まれた、舞台人たちの魂。
本当にずーっと勝くんたちにぴったりくっついて、一緒に舞台を作り、舞台に出演したような体験をさせていただきました。

小説って、その中で舞台もできるし、その役者さんのドキュメンタリーもできるんですね。驚きの体験でした。

辻村先生のおはなしは、みんなキャラが生き生きしていて、実在の人物としか思えないので、読み終えたあと、思わず勝くんの公式HP検索しちゃう流れです。私も客席からキャアキャアしたいじゃん……。

熱い勇気と希望を持たせてくれる……という言葉じゃ生ぬるく、
熱い気持ちでぶん殴られて、
「やれよ!!!」
と目を覚ませられるようなお話でした。



\\ 『僕たちの幕が上がる』 (ポプラ文庫ピュアフル)//

きっとタイトルの「僕たちの」には、読了した読者も含まれているのです。
わたしも幕を上げなくちゃ……!

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ご発売、おめでとうございますーーー!!!
辻村先生、すてきなお話を、ありがとうございました……!
これからもずっと、陰ながら応援しております~~~!


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