「女子座談会を見させられている男子たちの座談会」③
コオリ「オレは『氷の字消士』だからな。表情消すのはトクイだ」
匠「いや、逆に表情を変えなきゃ、クリアにならないんだ。つまり照れろと」
コオリ「アァ? …………そりゃ難しーな」
コオリ「だよな。オレだって『不快不敬不幸顔のストーカー女』って思ったしよ」
涼馬「このペアは、おたがいにクリアが難しそうだな」
真、本を読みはじめる。
コオリもあくび。
コオリ「ハァ? キサマにおどろかされてヌルヌル? 肝試しで沼にでもはまったのかよ」
涼馬と匠、飲みかけたお茶に、ゲホッとむせこむ