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保育と子育ての違いとは

私の母は専業主婦でした。私は3歳までお母さんとずっと一緒に過ごし幼稚園へ行きその後の学生生活も帰ったら家にお母さんがいるそんな家庭で過ごしました。

いま、私は保育園児の母です

私が長男を産んだ時、自分の幼少期のように3歳まで家庭で一緒に過ごすのか?と育休明けから仕事をするのか?迷った時期がありました。

「小さい時から、保育園に預けてかわいそう」
「子どもと過ごせる時間は短い」
「3歳まではお母さんのそばで育つのが1番(3歳児神話)」

そんな言葉をよく耳にし、乳児期から保育園なんて可哀想なんじゃないかという気持ちになりました。あんな可愛い時期を預けてしまうなんて勿体無いとも思いました。

しかし、一方で子どもが3人欲しかった私は兄弟同じ条件で育てたいという想いがありました。
家庭で過ごす時間は短くて3年、子どもを産む時期によってその時期は長くなるのです。専業主婦というよりは、仕事もやっていきたかった為、長期間ブランクが空いてしまうことは不安でした。また長い期間、仕事をせずに子どもたちと家庭で過ごすということがイメージできなかったのも事実です。

細く長く仕事を続けていく選択

私は、仕事を続けて保育園に預けるという選択肢を取りました。現在1歳児クラスと4歳児クラスに通っています。

仕事の日は、子どもの生活を中心にしながらも仕事をし、休みの日は公園へ出かける生活。旦那唯一の火曜日休みは保育園を休ませて家族で過ごす。

私たち家族には、今の生活リズムが丁度よく子どもと関わる時間が少ないと感じることもありません。

その大きな理由として、私の働き方を柔軟にできる環境を選んだからだ思います。週5、8時間勤務という基本的な働き方から、週4社員という制度を使い緩やかに働くことにしました。

実際に保育園に預けて4年目にして感じること

保育園に預けながら働き始めた頃、自分は時間をたくさん使ってもらって育ててもらったにも関わらず、我が子のお世話を他人にお願いすることに少し罪悪感がありました。また、保育士という職業柄自分の子を同業者に預けて、他人の子を見ることにもすごく抵抗がありました。

実際4年経ち、保育と子育ての違いを大きく感じています。基本は旦那のいない生活。所謂ワンオペです。二人育児になりより感じるのは、親の余裕がない子育てほど辛いものはないです。

保育は、仕事です。
そこに給料が発生し、集団の中で子どもたちに様々な経験ができるように発達や専門的な視点から環境を整えます。家庭では経験できないことを活動として取り入れてくれています。また、様々な視点で我が子を見て関わり、成長を促してくれます。

子育ては、生活です。
そこには給料などは発生せず、子どもを見るときも親の視点に偏ってしまいます。閉鎖的で親が常に一緒に行動し、すべて親が対応します。親は子どもの世話だけでなく、掃除、買い物、洗濯などを子どもの世話をしながらこなしていかなければいけません。

大きな違い、それは子育ては自分の子どもであるがゆえに、子どもの予期せぬ行動や言動に感情的になってしまうことがある

保育と子育て両方経験のある私は、保育をしているときに子供に対して感情的になることはありません。その時期特有の発達だったり、その子の個性だと受け止めて保育視点からその子の困りごとを一緒に解決しようと思うからです。また、様々な人が関わり自分が上手く関われなかった時に助けてくれる仲間がいます。

しかし、子育ては生活の一部ということもあり親の都合も大きく影響します。泣いている時に子どもに手をかけられないこともあります。また子ども自身も、家と外で見せる顔が違ってワガママになってみたり、感情をぶつけたりします。そして、対応者は基本一人。その対応の仕方に悩んだりすることもあります。

私は、子育てを保育に助けてもらって本当に良かったと感じています。なぜなら、余裕を持って子どもと関われたこと、子どもと関わる時間を大切にしようと意識できたことです。

また、連絡帳や先生との世間話を通してちょっとした日常の大変だったことを話す機会があることは私にとってはとてもストレス解消になりました。
誰かに少しでもいいから聞いてもらい、大変だけど少し面白い我が子の成長を一緒に感じてくれる人が身近にいることは心強いのです。

私は声を大にして言いたい

保育と子育て全く違うよーーー

だから、働いていようがいまいが、どんな家庭も希望できれば保育を利用できるといいなと心から思う

そして私自身保育者として、専門的な知識をもっとつけて自信を持って保育をしていきたいと思っています。

もし、サポートしてくださる方がいたら、自信のない今の自分を変える事ができるかもしれません。宜しくお願いします♫