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昔を手放すこと、今を受け入れること

近くの保育園から卒園式のピアノの音が聞こえていきます。私も幼稚園の先生だった頃、ピアノに苦戦しながら子どもたちと様々な歌を歌っていました。

私は幼稚園の先生でした。大学を卒業し、6年間同じ場所で幼稚園の先生をしていました。6年間、全力で子どもたちのために保育をしました。すごく大変だったけれど、楽しい日々でした。

現在は、幼稚園から離れて9年経ちます。その間に、スペインに留学したり、出産を経て2人の母になったりとライフスタイルも変化しました。仕事は、保育園を3園経験し、ほぼ幼稚園と同じ経験年数になりました。今は、保育園の辞めシッターをしています。

私の職業は、幼稚園教諭から保育士、そしてベビーシッターへ

私が自信を持って言える職業は、ずっと幼稚園の先生でした。辞めた後も、幼稚園の先生だったことが自分の根底にありました。
結婚、出産とライフスタイルが変化することもあり、保育園で働き始めても、契約社員や派遣社員、時短社員など少し緩やかに働いていたので感覚的に自信を持つまではいかなかったように思います。

しかし、現在の多様な経験が幼稚園教諭の経験年数を超えようとしています。

出産し、育児と仕事の両立で働き方も大きく変化しました。私にとって自分のペースで働くことが両立のポイントであり、自分にとっての心地よい生き方です。

もし幼稚園という同じ環境下で保育を続けていたら、担任としてもっと実践を積んでいたら、もっと保育の質が向上していただろうと思うこともあります。

今すぐには、幼稚園や保育園の現場には戻れない

ある一定の経験をしていきた私ですが、今自信を持ってこれが私の仕事と言えるものがない気がします。
小さい頃からずっと憧れていた先生になった時は、自信を持って私の職業は幼稚園の先生だと思っていました。
今は、様々な経験を経て自分にしかできない仕事を模索しながら、家庭とのバランスも考え仕事を選択しようとしています。

幼稚園や保育園で働くことも可能ですが、週5、8時間労働は乳幼児がいる私には厳しいのが現状です。
また、今私が心からやりたいことはこれではないような気がしています。

今は私にとって選択の時期です。私が自信を持って言える職業に就けるように自分なりに磨いていこうと思います。

保育園から聞こえるピアノの音色は、幼稚園教諭時代の経験にしがみついていた私に手放す時期であることを教えてくれた気がします。


もし、サポートしてくださる方がいたら、自信のない今の自分を変える事ができるかもしれません。宜しくお願いします♫