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【那覇のラーメン】逝くときに棺桶に一緒に入れといてほしいラーメン

年末ですね。
クリスマスも終わり2022年もあともう少しで終わりますが、プロ野球ファンにとっては「春キャンプまであと1か月くらいか~」という時期でもあります。
特に私はヤクルトファンなので、那覇・浦添あたりのおいしいラーメン屋さんめぐりもキャンプと一緒に毎年楽しみにしています。

那覇市久茂地の「照麺」さん

時間が限られているためあまり多くは回れていないのですが、個人的に特におすすめしたいのが那覇市久茂地にある「照麺」さんです。

久茂地といっても最寄りは美栄橋駅なので繁華街よりかも。
ジュンク堂と徒歩圏内っていうのもうれしい。参戦前日にジュンク堂で選手名鑑買ってラーメン食べてホテル帰って選手名鑑眺めるっていう完璧なルーティーンですよ。
初めて行ったのはいつだったか失念してしまったのですが、ほんとにおいしくて毎年キャンプの度に足を運んでいます。

店内の雰囲気

席はカウンターオンリーです。
隣とは十分ゆとりが取られていて、今はアクリル板の仕切りもあります。感染症対策で換気のために入口開けっ放しなので、寒い日は奥の席がおすすめです。
厨房ともビニールパーテーションで仕切られているのですが、マスターがわりと渋めのしゃべり方をされる方なのでちょっと聞き取りづらいかも…
食券方式なので注文する際の問題は特にないです。

店内BGMは結構いい雰囲気なことが多い気がする。
いつも店内ではラーメンのことしか考えてないのであんま覚えてないや。

基本はしょう油ラーメン

照麺,しょう油ラーメン

メニューはあっさりしょう油ラーメンです。
しばらく経ってからしょう油ベースまぜ麺も出ました。
夜はお酒も出しているので水餃子だったりちょっとした一品料理だったりをつまみつつ、ほろ酔いも楽しめます。

麺は中太ストレートですかね…その辺の分類はうとくて「細けぇことは気にすんな。うまけりゃいいんだよ」主義なのでコンプリート好きの方はぜひ、行って確かめてみてください。

スープがうまい

照麺さんの特徴として、まずスープがうまい。
あっさり風味の中にしょう油の甘みと香ばしさもほのかに漂っていて、少しジンジャーの刺激も感じます。あれ多分ジンジャーのはず…
初めて来店したとき、一口目のスープがうますぎてしばらくスープだけすすっていたら、ペース配分が狂ってしまって最終的に麺だけ残ってしまいました。
なにかに似てるな~と思いつつ色々思い出しているのですが、今のところ…

・ひょっこりひょうたん島
・モンブラン
・モン・サン・ミシェル

…あたりが近いです。
いやぁすごかったですね。器の半分くらいしか残っていないスープからこんもりした麺の山が出ている感じ。

トッピングがシナジー

トッピングはあっさりしていて、チャーシュー・白ねぎ・かいわれです。
私はここに味玉トッピングしています。
かいわれと麺を同時にすすると、小麦の甘みと麺に絡んだしょう油スープの甘みをかいわれの苦みがさらに引き立ててくれるというシナジーの無限ループです。
ねぎも最初はシャキシャキ感を楽しみつつ、なじんでいくうちにスープのいい感じのアクセントに変わっていきます。

チャーシューはうまみもありつつ、かみ応えがあるタイプです。でもぶ厚すぎないので「次の一口を早く食べたい」っていう欲求を邪魔しません。
味玉はバランス崩すと黄身がとろーっとこぼれてくるくらい。白身がしっかり固まっていて、10人中8~9人は好きなタイプ。
ほんとに定番中の定番をそろえていておいしいが約束されてる「ごちゃごちゃぬかすな。こういうのでいいんだよ」系ラーメンです。

できれば棺桶に入れてほしい

ここで1つ心配なのが、人によっては照麺さんのスープが薄すぎると感じてしまうかもしれないこと。
ただ、このギリギリの塩梅がわたしがおいしいと感じるポイントでもあります。

おいしいものを思い浮かべてくださいといわれたときに人それぞれ色々あると思います。
わたしもしょう油ベースラーメンだけでなく好きな味噌・豚骨・まぜ麺・つけ麺・二郎系それぞれあります。
でも、ここで考えてみてほしいです。

今思い浮かべたものって、最後の晩餐にできますか?
もしくは、38.5度以上の発熱中でも食べられますか?

例えば、私は焼肉も好きなのですが死ぬ直前の最後の晩餐、38.5度以上の発熱中、どんなにおいしくてもさすがにカルビは無理です。
100g何千円の高級和牛でも無理だと思います。
多分死ぬ直前なんて消化吸収機能もおばあちゃんになっているので、上質な肉汁のうまみがじゅわ~っとするのがつらい状態になっている可能性が高い。
むしろ、おかゆとか甘酒とかのほうが絶対ありがたい状態だろうと予測しています。
あー…できれば3・2・1ポンでどうにかなんねえかな。

照麺さんのしょう油ラーメンのおいしさは最後の晩餐、もしくは38.5度以上の発熱中でも完食できる種類のおいしさです。
言い換えると、毎日食べられるおいしさが特徴。
特に春キャンプやってる時期なんてさすがの沖縄でも15度以下+風があるので、体感温度だけなら5度以下になります。
ウインドブレーカー着ければ大丈夫。

そんなときにあったかいスープの一口目を食べた瞬間、細胞のすき間に浸透していく感覚が味わえるのが毎回快感すぎる。
例えば、若い頃徹夜で遊んで帰ってきて朝7時くらいに飲むおみそ汁みたいな染み込み方。
飲み込んだ瞬間に水分だけ生理食塩水に変わってんじゃないかって疑うレベルで体にすぐなじみます。

ていうか過去ツイート確認してたら2年くらい前にも同じこと言ってた!?
しかもこの日負けてるやん…まあ2020年てぶっちぎり最下位やったしなぁ。次の年日本一なってるからええか。

まとめ

毎年「今年は行けるかな…」と思いつつどうにかこうにか参加できたりできなかったりなのですが、野球そのものプラス現地の観光も楽しみなところです。
2022年、セリーグ連覇できてうれしかったものの最後の最後で悔しい思いをしたシーズンでした。
2023年はまた最後までうれしい気持ちでいられるように応燕したいものですね。

とりま奥川さん早く帰ってきて…自分のペースで決して焦らずなるべく早く帰ってきて…
あとマクガフぱっぱの抜けた穴をだれが埋めるのか…そこも楽しみにしつつ来年もどうにか春キャンプ参戦できたらいいな。

それでは少し早いですがよいお年を~


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