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城壁のある古都 西安旅行2019その1

2019.12.12
1日目 茨城-西安

 中国の西安へ行かないか、と誘われて、即座に「行きたいです」と答えた。
 茨城空港から定期便が就航して、航空券がちょっとびっくりするほど安い、ということで声をかけてもらったのだが、この年はいつも以上にフットワークが軽く(翌年は国内の移動もままならなくなる、などという事態はもちろん予測していなかった……)、このときもほとんど反射的に、行く、と決めた。

 2010年頃に台湾と香港・マカオに続けて行く機会があり、中国本土へも行ってみたいとはずっと思っていた。
 ただ、西安が広大な中国のどこにあるのかは、例によって旅行直前までよくわかっていなかった。北京からも上海からも離れた内陸にあり、シルクロードの起点だと知って、わくわくした。五月に旅行したシルクロードのオアシス・ウズベキスタンと繋がる気がした。

 茨城空港までは東京駅から高速バスが出ており、空港利用者は運賃がなんと500円とのこと。どこまでも交通費が安い。
 当日の朝、東京駅でよさそうなお弁当やお惣菜を買っていこう、と目論んでいたものの、グランスタなど主だった売店が改札内にあることをすっかり失念しており、結局お蕎麦屋さんで蕎麦を食べて高速バスに乗り込んだ。
 昼前に茨城空港に着き、四時間ほどのフライトで十七時半ごろ西安に到着。飛行機はLCCで、コンパクトな機体だった。

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 空港に迎えが来てくれていて、車でホテルに向かう。途中の渋滞がすごかった。
 着陸した瞬間から、建物の大きさや道の広さに驚く。なんというか何もかもが大きい。スケール感が違う。

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 ホテルは西安市の中心部、城壁の近くにあり、部屋が広くてとてもおしゃれ。

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 アメニティもいちいちかわいい。

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 何より大きな犬とたくさんの猫がいる!
 猫たちはケージに入っていることが多くなかなか触れ合えなかったけれど、犬はゆったりそこにいてさわらせてくれたので、何かと声をかけて接待してもらってしまった。ほんとうにかわいかった……

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 夕ごはんはホテルの近くのこぎれいなレストランへ行った。
 当地の料理よりも海鮮系のメニューが多く、魚の頭を煮込んだ豪快な料理を食べた。

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