冷やし中華始めました

急に暖かくなり、春がやってきた。

重たい厚手のコートをしまい、また冬にお世話になりますとブーツに心の中で呟き、マフラーや手袋、ニット帽などの冬小物を整理しつつ、収納の奥へ。

春は好きだが、そわそわする。
私の場合、その原因は桜ではないかと思っている。
毎年毎年飽きもせず、満開の桜を見たいと思う。
出来れば天気の良い日がいい。
春になると開花予想、天気予報を気にしつつ、桜はあっという間に咲いて散ってしまうから、この日くらいまでには見に行きたいとあたりをつける。
なんだか焦るのだ、勝手に。

桜以外の四季折々のお花たちだって、もちろんすごく綺麗だ。
だけど桜のぶわーっと咲き誇る感じ、ピンク色の絨毯のような、風に舞うところも風情があって、不思議と特別に思える。

転職して、桜が綺麗に見える職場に通うことになり、この時期はとても嬉しい。
でも、もし桜が長い間咲く花だったら、ここまで思わなかっただろうな。期間限定に弱いのだ。

前置きがかなり長くなってしまったが、タイトルの冷やし中華。
今年初の冷やし中華を作った。
冷やし中華が始まると夏がくる感じがする。
だけど桜と違ってなにも夏がくるまで待つことはないか、と思って食べたくなり作ってみたのだ。

昔はお酢がそこまで好きではなかったのに、大人になってからは麺類には特にお酢をかけたくなる。
夕飯の副菜用にこしらえたきゅうりの和え物を少しだけ拝借し、トマトを切って、ハムのかわりにツナ缶を開けて、錦糸玉子は面倒なので省略して。

みなさんはもう桜、見に行きましたか？