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辞令は突然に│出発までの全体像

平凡な日常に、ある日突然衝撃が走りました。
それは2023年年末某日「俺、アメリカに駐在するかも」のひとこと。
正式に辞令が出ているわけではないしと、重く受け止めることはなく年末年始をいつも通り過ごしました。でもなんとなく胸騒ぎ。
そして年が明けたばかりの2024年1月、「確定した!辞令出た!」という夫。ここからすべてが始まったのです。


2つの選択肢、私はどうしたい?

夫の駐在が確定してまず検討したのは、私自身はどうするか。
駐在に帯同する?それとも日本に残る?選択肢はこの2つでした。

結論として、駐在帯同を選びました。
このタイミングで分かっていたことは以下3点。

  • 駐在期間は最低3年

  • 駐在期間が最長で何年かは不明

  • 駐在期間満了後、日本に帰国するのか別の国へ駐在するのか不明

駐在帯同しながら現職に留まることは、仕事柄時差の都合で非現実的。となると、駐在するなら退職することになる。キャリアを取るか、家族との時間を取るかが私の中での争点でした。

当時仕事にとてもやりがいを感じていて、仕事を通して実現したいことも道半ば。退職を考えると涙がポロっと出るほどでした。でも、そんな仕事や職場仲間に出会え夢中になれたのも、家族というベースがあったからと気づきました。私にとって一番大切にしたいのは 「家族と共に過ごす時間」 。家族の在り方はもちろん色んなパターンがあるけれど、私は家族一緒に暮らし、良きも悪きも共に経験していきたい、という思いが強くありました。 

自分にとって一番大切にしたいことはなにか?
大切にしたいことで、替えがきかないのはどれか?

この2つを整理した結果、私は駐在帯同することに決めました。
尚、正解はないし、環境や条件が全く一緒の人はいないし、なにより人それぞれ考え方は異なります。これはあくまでの私の場合。

余談ですが、駐在帯同すると決めた後に、夫の会社では「特別な事情がない限り原則家族は帯同すること」「帯同する家族は収入を得てはいけない」というルールがあると知りました。選択肢はなかったんかい、と思いましたが、自分の意志で帯同すると決めたられたことは今後私の人生で大きな意味を持つと信じています。

参考にした書籍

さあ、駐在帯同すると決めたけれど何をいつまでにすれば良いのか?
夫の出発まで残り約2か月間。余裕があるのかないのかも分からない状態。
そこで、こちらの3冊を購入し参考にしました。

やることリスト

渡米、転居、退職というビッグイベントが一気に重なり、決断することややることの多さに圧倒されました。自分史上最多の口内炎が同時発生したのもこの時です。日本にいる間に何をしなければならないか、私たち夫婦はざっくりとこのようにカテゴライズしました。

  • 渡米時最重要持ち物:パスポート、ビザ、航空券の取得

  • 渡米時重要持ち物:国際免許、役所書類、予防接種記録など

  • 現住居:売却 or 貸出 or 貸出さないが維持、転居手続きなど

  • 仕事:退職会社手続き、退職後役所関連手続き

  • 保険:火災保険など

  • 税金:所得税、住民税、固定資産税など

  • 口座:銀行口座、証券口座、クレジットカードなど

  • 携帯電話:日本の電話番号を維持するか、米国の電話番号の取得方法など

  • 引越し:船便、航空便、トランクルーム預け荷物、廃棄の分類

  • 渡米後必須:生活立ち上げのために渡米後至急実施が必要なこと

細かくはもっと色々あるので、ビザ取得方法や現住居をどうしたか、退職関連の手続き(これが本当に大変だった)については、個別に記事を書きたいなと思っています。

夫婦での情報共有方法

駐在確定したのが1月初旬。やることリストのカテゴライズが完了したのは1月中旬。夫の渡米は3月上旬だったので、リアルタイムで直接会話ができるのは、残り約1か月半(私は退職時期の都合で後から渡米しました)。限られた時間を有効に使うべく、私たちは以下を大事にすることにしました。

  • 全体像を夫婦共に把握していること

  • お互い自分事になっていること

そこで私たちはGoogle スプレッドシートにWBSもどき(タスクリストレベル)を作成し、それをもとに日々確認し合いました。

大分類、中分類、タスク、対象(2人共なのか、どちらか1人だけなのか)、期日、完了日といった項目を作り、大まかな役割分担はこのようにしました。

  • 夫:日本から米国まで継続すること、夫の会社が関わること(ビザなど)

  • 私:日本で完結すること、私の会社が関わること(退職前後手続きなど)

何かを決断する時は夫婦で行いましたが、調査や準備はメイン担当者が行うといった感じです。結果論ですが、我が家はこのやり方が合っていました。

さいごに

さて、今回は辞令から渡米までの全体像を記事にしてみました。
次回からは、細かくそれぞれについて書きたいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。

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