やって”あげる”と言うと…

当スクールは、
自分たちで動くアフタースクールである。


自分たちで予定を立てて、
自分たちでおやつの準備、いただきますをして、
自分たちで宿題をし、終わったら外遊びに繰り出し、
自分たちで読み書き算数、勉強を始め、
自分たちでまた遊び始めて、やがてお迎えがくる。


これを理想の姿として子どもたちには
日々、生活し、遊び、勉強してもらっている。




ただ、
この自分たちで動くの精神を

理解し実践している一部の子の活躍と
たまに働く職員の手によって

その他
理解しているが、実践していない子 や
理解しておらず、実践していない子 は、

動かされている というのは現実としてある。




学校から帰ってきてランドセルをかごに仕舞えない子

トイレに行って流せない子、扉を開けっ放しで帰ってくる子

おやつの準備を始めている子がいるのになんかまだ遊んでいる子

宿題、読み書き算数の時間が始まりゴリゴリ取り組んでいる子がいるなかで
余計な声を発したり勉強する雰囲気を作れない子

読んだ本、遊んだおもちゃを出しっ放しにする子





出来ていない子のこれらの行動に関しては、

一部の出来る子が
知らず知らずのうちにカバーしてくれていたりする場面もあるのだが、


それでもなお出来ていないとたまに働く職員が
「代わりにやって”あげる”」 と、張り切って働きにやってくる。


「ランドセル、代わりに仕舞って”あげる”よ」
「トイレ、代わりに流しといて”あげる”ね」
「扉、代わりに閉めといて”あげる”ね」
「おやつ、代わりに食べといて”あげる”」
「宿題やらないなら、代わりにやっといて”あげる”よ」
「おもちゃ床に捨ててあるから、代わりにゴミ箱に捨てといて”あげる”よ」



こんな感じで時折、冗談交じりに嫌味ったらしく、

「代わりにやって”あげる”ね。
あとで『ありがとうございます』って言うんだよ?」

と言って”あげる”と、



弱い犬ほどよく吠える

とはこのことか、



自分で動けない子ほど
「代わりにやって”あげる”」と、声を掛けられる回数が
必然的に増えるのでウザいのだろう、


「いいから!自分でやるから!」
「先生は何も言わないで!」
「自分のことは、自分でやりますー!」


逆ギレしてきたりする。





出来ない子たち

これからもガンガン
「代わりにやって”あげる”」って言って”あげる”よ。



その回数の分だけ

出来てる子に迷惑かけてる ってことだから

あなたに直接は言ってないだけで
まわりの大人の世話を焼いている ってことだから




出来てる子に幸せになって欲しいからね。

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