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着物に対する新鮮な気持ちを書き残しておきたい

着物を手に入れて5日目。着物を着ることがとても楽しい。今朝など仕事に行く時間まであと15分しかないというのに、居ても立っても居られなくて着物を着た。

着てなにをするということもない。ただ着るだけ。ただ着ているだけでこれほどにもウキウキすることってある?

仕事を終えて帰宅したら、もちろん着物に着替えた。ただ、すぐさまってわけじゃなく夕食の準備を終えてね。

着物の帯をたくり上げる紐を持っていないから着物を着たまま食事の準備はできない。特にガスコンロの火。こわすぎて無理だ。

で、食事を作り終えて、ついでに食べ終えて着物に着替える。音楽を聴く。時折、鏡を覗く。あ、時折じゃありませんでした。着物姿の自分を見たくて、ずっと鏡見てました。

動くと裾が乱れてくるから、自然に直す練習をする。着物のどこを引っ張れば裾がきれいになるか。いかにさりげなくその動作ができるか。

洋服のときの動作とはまるで違ってくるのだ。

例えば、洗濯物をたたむとき。正座をする。正座だよ、正座。自宅で正座。だって、正座をしないとあまりにもみっともない格好になるんだもの。着物の裾をそっと揃えて、すっと正座する。芝居でもしているかのよう。

僕はこの文章を書いている今も着物。そして、着物に関する今のいろんな気持ちを書き残しておきたい。着物に対する新鮮な気持ちはきっと今だけだろうから。

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