離れたり、くっついたり。
仕事と生きることに精一杯な日々が続き、自分のやりたいことや趣味ができなくなってくる。
すると、途端にふっと思うことがある。
「別に、このままいろいろやめてもいいんじゃないか」
「音楽も、撮ることも、書くことも。」
土日に友達と遊んだり、ライブに行ったりするだけで十分楽しい。
予定がない日は映画でも見て、ダラダラ過ごす。
それだけで十分ではないか。
やりたいことや趣味をやるだけならまだしも、それを発信し続ける。
それって、やっぱり難しい。
やっていくにつれて、義務感になっていくような気がして、モチベーションを保つのも難しい。
ありがたいことに自分の表現を「良い」と言ってくれる人がいるから、少しでも良いものを出したくて、つい無理をしてしまう。
だから、余裕がなくなって趣味に時間が割けなくなると、急に不安になってしまう。
そして、放棄してしまいそうになる。
好きで楽しかったから始めたのに、急に無味になる。
そのぐらい、脆い。
好きなことだからこそ、拘束されないからこそ、脆い。
いつだって、やめてもいい。
でも、心や時間に余裕がでて、ギターに手を伸ばしてスタジオに行った時、また思い出した。
自分の好きな歌を、自分が弾いて歌えるようになった時の感動。
自分の目で見えていた以上のものが、写真として表現されることの感動。
自分の考えや思いを、誰もが読める「文章」に落とし込めた時の感動。
いつしかその時の感動を忘れて、ただがむしゃらに「やっているだけ」になっていた。
忙しいとつい視野が狭くなりますね。
こうやって、離れたりくっついたりを繰り返していくのでしょう。
人間関係と同じように。
今日も私は弾き語って、撮って、書いています。
aS
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