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「プリンセスメゾン」を読んだ感想

最近社内でお薦めされているのを見かけ、全6巻で読みやすそうだったこともあって、休みの間に全巻読みすすめた。

あらすじ

女ひとり、
たったひとつの“家”さがしは、
運命の人を見つけるよりも
難しい!?2015年、日本。
女性がひとりで家を買うことは、
無謀なのか、堅実なのか。
年収200万ちょっとの独身女性・沼越さんが、
オリンピックを控えた東京で、
理想の家を求めて歩く。

感想

沼越さんこと沼ちゃんが理想のマンションを購入するため、モデルルームをいくつも巡るのが主軸ぽくあるが、沼ちゃんに限らない様々な独身女性がそれぞれの理由でマンションを購入したり、売ったり、沼ちゃんと仲良くなったりと群像劇に近い形で話が展開されている。

マンション購入のイメージはカップルや子持ち世帯の印象が強く、マンション買うのは縁遠い世界の話と思っていたが、本作を読んでマンションを購入するのは結構ありかもしれないと思うくらいには、マンション購入のイメージを変えられた。

各話の合間にはコラム的な感じでマンションを買う上での見ておいた方がいい点や契約の流れ、モチイエ女子と一人暮らし女子、実家暮らし女子に取った様々なアンケートが載っていたりで、それを見るのも面白かった。

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読んでる序盤は世知辛く報われず、読み進めるのが辛い話かと思っていたが、登場キャラクター毎にそれぞれ事情がある上で独身として暮らしていて、そのキャラクターたちが優しく愛がある描き方で繋がっていて優しい話だと感じた。

ARIAみたいな優しい話が好きな人には合うと思うので読んでみて欲しい。

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