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創作がしんどい時の考え方


小説でもマンガでも絵でもいいのですが
無から何かを生み出そう!という考えで意気込むと
すごくしんどいです。

「生みの苦しみ」という言葉があります。
悩んで悩んでやっとのことで絞り出すんだよ!という発想です。

もちろん、オリジナルの創作とは無から生み出すことなのですが
しかし、たとえ朧気であっても
自分のイメージというか、最初のひらめきが何かあったはずです。


ここで、ちょっと発想を変えて
あなたが作ろうとした(あるいは思い浮かべた)その作品は
「パラレルワールドのどこかには、もうすでに存在している」
と考えます。

モーツァルト(だったかな?)作曲の仕方について
「頭の中に勝手に流れてくる旋律を、ただ聞こえた通りに書き留めればいいんだよ♪」とか言ったの。

もう存在しているのだから
必死になって自力で作り上げようとしなくていいのです。
ただ、それが存在しているパラレルワールドから
情報をダウンロードすればいいのです。

どうやってダウンロードするのか?

私の場合はですが
たとえば「(描こうとしている)そのキャラクターは、パラレルワールドのどこかには存在している」と考えます。
その何者かは、生きて、呼吸して、ご飯食べてるんです。
トイレも行くし、話しかけたら返事するし、夜になったら寝るんです。

作り上げようとする必要なんかないんです。
だって、その子は別の世界で生きてるんだから。
たとえあいまいな部分があったとしても、
ただ「今はまだ見えない」だけのことで
見えるまで待てばいいんだから。

この段階を飛ばして
「その絵はすでに存在している」と考える時もあります。
キャラクターありきじゃなくて、デザインありきというか。

パラレルワールドに、未来のどこかに
その絵はもうすでに存在している 
だから細部まではっきり見ることができます。
その絵は、誰かに描かれるのを、具現化されるのを待っています。


「けっきょく、あんたが自分の頭でひねり出したってことでしょ?」
と言われればその通りかもしれませんが、しかしですね

「自力で作り上げなければ」と必死に意気込んでいるのと、
「それはもうすでに存在している」と考えるのとでは、ぜんぜん違います。
とにかく心が楽です。
休んでもいいし、昼寝しててもいいのです。


試行錯誤って、それはそれでとても楽しいんですよね。
なんか「がんばってる自分♪」みたいな自己満足に浸れるし。

でも本気でしっかり「視えて」、
並行世界からダウンロードした作品なら
迷ったり悩んだりしなくていい
頭使う必要さえないんだと思う。

だって、作品はもう存在してるんだし
それはそれで完璧なんだから。
「なんとかしてもっと改善しなくちゃ」なんて思う必要もない。
強いて言えば
心の目で見えたパラレルワールド上の画廊に実物があって、それを模写するつもりで、
「より実物に近づける工夫」をすればいいだけ。

創作を楽にするための考え方 (∩´∀`)∩ でした。

(日記20180529)


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イラストbyありしゅ



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