7/31〜8/1

フェリーの中で『サバカン』『さかなのこ』を観た

たまたま後で見る予定だったのがこの二つでフェリーの中は圏外になるのでNetflixでダウンロードして観た。

ちなみにフェリーにいる理由は帰省で地元が福岡北九州門司港なので横浜の横須賀港からフェリーで帰る方が飛行機や新幹線より楽だから。

『サバカン』は何よりも大好きな竹原ピストルが出ているというのと、お笑いへの取り組み姿勢がカッコイイ先輩のピン芸人かごしま太郎さんが出ているという理由で観たいと思った。家族と友情そして冒険の物語だった。お父さん役の竹原ピストルがカッコよくてシャンクスだった。長崎を舞台にしていることもあってか方言などかなり近いものを感じた。個人的にちょっと悲しすぎる所もあったが、好奇心のまま生きる子供の無邪気さと弱さと成長、バカでダメな父親という存在の強かさを感じた。ぼくの見どころはリアリティある残酷な現実との対比にあった、思ったより誰も上手くいってないかもしれない現実が心の欠損部分に寄り添ってくれてるように感じた。東京から福岡までの芸人さんがたくさん起用されててうれしかった。とかく竹原ピストル好き必見!!

『さかなのこ』さかなクンの自伝が原作というのと主演の能年玲奈(現のん)がすきで、その''のん''が男性を演じているというので、気になっていた。観た後、はやく水族館に行きたい。水族館に行くしかない。水族館に行かせてくれ。今から門司港に帰るのは運命すぎる。ぜったい海響館に行く。主人公は総じてワガママなんだ。ぼくだってミー坊(主人公)なんだ。うちのじーもなんかにゃ敵わない、ミー坊になりたい。水族館に行きたい。との事であたまがいっぱいになった。さかなクンの策略とミー坊の魅力に溺れた(海だけに) 。映画評論家ではないから、のんがどれだれ男性を演じていた等のことは賛否ないが、のんだけじゃなく子役のミー坊も含めてめちゃくちゃかわいかった。たぶんミー坊というキャラクターの魅力なんだと感じた。ある種コジコジに近いものを感じた。ぼくの見どころはギャグシーン、唐突に面白すぎるシーンが挟まれていて最後まで楽しめた。また感情移入してるのに急展開などで感情は揺さぶられず、ずっと応援し続けられた。いい意味であっさりしていて深かった(海だけに) 観た人と共有したいのは「''エロス''のシーン」切り取ればどのシーンも好き。

↓ーネタバレ!! 観る前に読まない方がいいかもー↓

たまたまフェリーの上で港を舞台にした映画をふたつ見た。だからといってしなくてもいいが、行き先であるぼくの地元も港(門司港)なので共通点を見つけてみる。

① 安全な漁港

ー どちらも子供が漁港に飛び込んで泳ぐシーンがあり、危険すぎると思った。しかしぼくの地元の漁港にある島が''巌流'' と名付けられるくらい流れのはやい海だったので、ぼくが漁港を危険視しすぎているのかもしれないとも思った。

② にぎり寿司

ー やはり漁港と寿司は切り離せないと感じた。どちらも寿司の伏線があってうれしかった。水族館行ったら寿司食いたい。当然地元にも寿司屋が多い。過疎だからか寿司チェーン店はない。

③ ヤンキー

ー どちらも田舎の漁港を舞台にしているためか、当たり前のようにバイクに乗ったヤンキーが出てくる。ぼくの地元 門司港にも北九州とは違う形のヤンキーが居る。総じて話の通じる友達思いの優しいヤツが率いている。

④ さかなの絵を描く

ー 港の小学校には必ずさかなの絵を描くやつがいる。ぼくの小学校にも居た、べつにその人は海関連の家系じゃないが。逆にお父さんが漁師してた友達は兄弟揃ってヤンキーだった。『さかなのこ』も総長の父親が漁師だったので、この因果関係はあるのかもしれない。(漁師は長期で家に居ないことが多いから等) 邪推。海で育った子は近くに海があるけど入ったりするのは危ないから遠ざけられがちだ。そのため未知の領域で危うさもあって知的好奇心が揺さぶられるのだろう。きまって、さかなの絵を描くやつは目の周りを丁寧に描ける。みんなみたいにウロコの多い非現実的な魚を描かない。


このくらい

この文字を書いた次の日に水族館に行った。
体がだるくてそんなに楽しめなかった。

うおー

門司港のマスコットキャラクター

''じーも''

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