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2種の顧客を満足させる。したら勝てる

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令和6年3月9日 今日もクルクル通信2028号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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先週、ランチミーティングで銀座に行きました。
前後に余裕があったので、久しぶりに有楽町駅前の三省堂に寄ったんですよね。

そしたらビックリ。
電通時代に月1ペースで通っていた、三省堂の目の前の靴磨き『千葉スペシャル』が拡充していたんです。従業員が6-7人になっていました。

私が通うようになったのは15年近く前のことですが、当時は師匠の千葉さんと、弟子がもう1人がいるかどうか?そんな規模だったと記憶しています。
それがある時、立ち退き指令が出て、一時営業中止に。
しばらくして営業が再開された時は、ユナイテッドアローズプロデュースで、衣装も椅子も看板も全部がオシャレにリニューアルされました。

それでも、千葉さん含めて3人体制だったはず。今はその倍の規模になっています。にもかかわらず、靴磨きを待つ人たちが列をなしていました。
しかも、価格が1500円に大幅値上げ。当時は確か、1000円だったので、50%アップです。

それを見ていて思ったこと。それは、
自分のサービスを信じて続けていると、"顧客"が集まって来るということ
です。

ドラッカーは、
顧客は二種類いる
と言っています。
一つは「活動対象としての顧客」、もう一つは「パートナーとしての顧客」。この二つです。

創業者の千葉さんは、この二つを同時に満足させたってことですよね。
恐らく採用募集もせずとも、弟子(パートナー)が集まり、
広告をせずとも、たぶん口コミのみ?でファン(活動対象)が増えて、今に至るわけですから。
なかなか50%の値上げなんてできないですよね。
うーん。実にエレガント。

ググったら、2019年には、NHKの『ドキュメント72時間』にも登場したみたいですし。
ここに出たことによって、更に顧客が増えたのでしょう。

ということで、「儲かるから」とか、「流行っている」とかではなくて、
自分の心が反応することだけをすると決める。
たとえ、最初は見向きをされなかったとしても、「世の中には、必ず具眼の士がいる」はずですから。
その時まで、「コレだ!」と思うことをし続ければ、成果が出るはず。

そんなことを、『千葉スペシャル』の"今"を見て思ったのです。
未来に向けて、淡々と自分を磨き続けていきます。
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【今日のうねり】
商売は、二種類の顧客を満たすとうまくいく。
「活動対象としての顧客」、もう一つは「パートナーとしての顧客」。

そのためには、自分が信じたサービスを提供し続けること。これが必要だ。
「儲かるから」とか、「流行っている」とかではなくて、
自分の心が反応することだけをし続けるのだ。

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