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声門閉鎖不全の対処法 第二段階

高い音で息漏れの裏声をだせるようになったら、次は音を下降させていきましょう。
音が低くなればなるほど、地声の力の優勢区域になってくるので、望まない地声がはいりこみやすくなってきます。

普通の状態の人でも起きることなので、溝症、委縮症の人であればなおさらはいりやすいです。一日一音、もしくは一週間に一音というペースくらいで良いので、ゆっくり確実に裏声の状態で下降していってください。

もし、何度やっても難しい場合には、吸気をしながら裏声を発声する吸気性の裏声を実施してみると良いかと思います。息を吸う時には、誰でも声帯を開く筋肉が作動し、それと拮抗しうる裏声の筋肉、輪状甲状筋が活性化させる可能性が高いです。

ただ、室内の空気の状態、喚起の状態などが良くないと、思い切り口から吸いこむこともあるので、喉が腫れたり、声がでずらくなったりすることもありますので、状況をみていただければと思います。

だいたいがファ#あたりの音から地声がはいりやすくなるので、このあたりからは特に気を付けてやってみてくださいね。

この音がクリアできてきたら、下のB3、B♭の音まで下降していってください。
物足りない方はもっと下F3、E3あたりまで下がっていっても大丈夫です。

しっかりと地声がはいらないで裏声のみで下降することができている頃には、かなり声が解決方向へ向かっていることでしょう。

ただ、地声が入っている状態で下降していってる場合は、声が良くなるどころか以前よりも声がでなくなる恐れもあります。

専門の方の指導の下でおこなってください。

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