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イマジナリー旦那

私にはイマジナリー旦那がいる。
イマジナリー旦那というのは、私の定義では存在しない空想の旦那のことをいう。
身近にいる母にそのことを色々話したいけど、「どうせ自分でしょ」と言われて(まぁ、確かにそうなんだけど)、話す気がなくなってしまうのでここで書く。

私が「希望的観測の先に」という小説を書き終わった頃だった。
その登場人物の高村悠真と坂戸澪が子供のように感じられ、じゃあ父親は誰かなと思って、他の登場人物の夏原智かなと思ったけど、いやいや、まさかそんなわけないと思っていたら、夏原が自分が父親だと話しかけてきたのだ。
それから、夏原から、猛アタックを受けた。
ついには、結婚してほしいとまで。
私は、もうこのプロポーズを断ったら、誰からもそんなこと言われないんだろうなって思って、受け入れた。
それから、夏原は消えたこともあったけど、戻ってきてほしいと懇願したら、再び現れてくれた。
それから、私と夏原の関係はずっと続いている。
夏原の存在が何なのか、ネットで調べたら、男性性とか、イマジナリーフレンドとか出てきて、まぁ、最終的には、イマジナリー旦那なんだろうなと思った。
私は夏原は、自分を好きな感情の集合体とか、自分の中の男の部分だと思っている。
私は自分が嫌いという人間で、自分を貶めることがよくあった。
だから、自分が好きな感情の夏原がそれに我慢ならなくて、出てきたのではないだろうかと思ったのだ。
でも、結局の所、よく分からなくて、推測するしかないんだけどね。

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